今月のサイン&ディスプレイ

〈2026.7.13〉SHIBUYA WEST 3

渋谷駅西口エリアに誕生した、
国内最大級の3面連動LEDビジョン。

 

▲ 渋谷デッキビジョン、渋谷スカイビジョン、渋谷西口ビジョンの3面で構成された「SHIBUYA WEST 3」(渋谷スクランブル交差点から見た風景)。




「SHIBUYA WEST 3」が切り拓く、
都市型OOHの新たな可能性

 

 2026年5月、渋谷駅西口エリアにおいて、(株)シブヤテレビジョンが展開する大型街頭ビジョン群「SHIBUYA WEST 3」が完成した。

 2025年4月に放映開始した「渋谷西口ビジョン」(渋谷スクランブル交差点から見て一番右)、同年12月に誕生した「渋谷デッキビジョン」(同一番左)、そしてこれらのビジョンの間に、2026年5月に新設された「渋谷スカイビジョン」。渋谷西口エリアに横並びで配置された3媒体が連動することで、大型OOHならではの高い視認性とインパクトある映像演出を実現している。

 3面合計の表示面積は660㎡超。国内の屋外ビジョンとして最大級の規模を誇り、渋谷スクランブル交差点のみならず、井の頭通り、宮益坂、渋谷駅西口方面など、多方向から高い視認性を確保する。さらに、他社運営媒体を含めた“16面シンクロ放映”にも対応。渋谷の街全体を巻き込んだ大規模プロモーション展開も可能となっている。

 「SHIBUYA WEST 3」に採用されているLEDビジョンは、すべて(株)昭和ネオンの「SHOWA VISION」。ピクセルピッチは全媒体共通で10mm、LEDタイプはSMD仕様となっている。



3面連動だからこそ実現できる、
渋谷ならではの映像演出

 

 「SHIBUYA WEST 3」の最大の特長は、単なる大型ビジョンの集合ではなく、3媒体を連動させた統合的な映像演出が可能な点にある。

 3媒体は同一比率のコンテンツ展開に対応しており、例えば「渋谷デッキビジョン」用に制作した1素材をベースに、5面展開のような見せ方へ発展させることも可能だ。「渋谷スカイビジョン」では1面内に2つの映像を表示できるため、媒体横断で柔軟なレイアウト演出を行える。

 もちろん、「SHIBUYA WEST 3」全体をひとつの巨大スクリーンとして活用することも可能だ。660㎡超という圧倒的なサイズを活かした一体型コンテンツは、従来の屋外広告の枠を超え、街そのものを舞台にしたダイナミックな映像表現を実現する。

 特に、情報感度やカルチャー発信力の高い渋谷という街との親和性は高い。音楽、ファッション、アート、エンターテインメントなど、多様なカルチャーが交差する都市空間において、「SHIBUYA WEST 3」は単なる広告媒体ではなく、“街の空気感を形成するメディア”として存在感を高めている。



▲ 渋谷スクランブル交差点のみならず、井の頭通り、宮益坂、渋谷駅西口方面など、多方向から高い視認性を確保する。



「SHIBUYA WEST 3」を活かした
渋谷発コンテンツへの挑戦

 

 『この3面を使って、ここでしか見られないコンテンツを放映していきたい』。そう語るのは、「SHIBUYA WEST 3」の管理・運営を行う(株)シブヤテレビジョン メディア事業局の八子卓也氏だ。

 構想自体は約6年前から存在していた。「渋谷西口ビジョン」をつくりたいという話から始まり、2022年に設置場所を確保。当初から“3面構成”を視野に入れながら、段階的に媒体整備を進めてきたという。

 渋谷駅周辺では現在、大規模再開発が進行している。本来はハチ公前エリアに整備される予定のスカイデッキから「SHIBUYA WEST 3」を正面に望める構想だったが、工事の遅れにより現時点ではまだ実現していない。一方で、山手線ホームからも3面を一望できる環境が整っており、今後スカイデッキが完成すれば、さらに迫力ある視聴体験が実現するだろう。将来的にはオリジナル番組の放映なども視野に入れており、単なる広告枠としてではなく、“渋谷ならではの発信拠点”として活用していく構えだ。



▲ 「SHIBUYA WEST 3」の3面をひとつの巨大スクリーンとして活用することも可能。その表示面積は660㎡を超える。



体験価値を生み出す
街全体を活用したメディア戦略

 

 シブヤテレビジョンではこれまで、歩行者目線に近い“2階位置”を中心にLEDビジョンを設置。目線導線に合わせ、音と映像による高い接触効果を生み出してきた。一方、「渋谷西口ビジョン」は同社初の屋上設置型ビジョンであり、「SHIBUYA WEST 3」は唯一の屋上運営媒体となる。

 しかし、同社が重視する考え方は変わらない。八子氏は、『単に広告枠を販売するのではなく、「SHIBUYA WEST 3」というブランドの価値を提供していきたい』と語る。3面連動による圧倒的な存在感や、街全体を巻き込むスケール感は、従来の屋外広告にはない体験価値を生み出す。広告を“掲出する場所”ではなく、“渋谷という都市空間を使った表現メディア”として成立させること——。そこに、シブヤテレビジョンが目指す都市型OOHの方向性がある。

 数値化できる接触効率だけではなく、「そのメディアが街の中でどう存在するか」という文脈そのものを重視する姿勢は、渋谷という都市との親和性も高い。今回の3面連動も、同社にとっては初の試みだ。これまで街なかに点在させていた媒体群とは異なり、「SHIBUYA WEST 3」は一箇所に集約された大型連動メディアとなる。だからこそ、クリエイティブ面での挑戦余地も大きい。

 3面を活かした没入型演出、街並みと同期した映像表現、SNS拡散を前提としたインパクト設計——。従来の屋外広告では難しかった表現も、「SHIBUYA WEST 3」では現実的な選択肢となる。渋谷という街の熱量を背景に、同媒体は都市型OOHの新たな可能性を提示している。



【「SHIBUYA WEST 3」に関する問い合わせ】
(株)シブヤテレビジョン メディア事業局
東京都渋谷区神南1-15-3 神南プラザビル3F
Tel.03-5784-5951
https://www.sib.tv

【「SHOWA VISION」に関する問い合わせ】
(株)昭和ネオン
東京都品川区南品川1-7-17
Tel.03-3471-4141
https://www.showaneon.co.jp

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