法人向けショールームの刷新で体感する、
未来のオフィスと商空間。
シャープマーケティングジャパン(株)は、東京都港区内の法人向けショールーム「3X3 Hub」をリニューアル。体験ゾーンを刷新し、機器の検証や比較検討などが可能な「ラボゾーン」を新設した。「3X3 Hub」の概要や狙いについて、マーケティング部 部長の今井綾子氏と課長の山本 亮氏に訊いた。
▲ エントランスの大型LEDディスプレイ。
さまざまな製品、
ソリューションの集まる「3X3 Hub」
シャープでは、10年ほど前より東京オフィス内のショールームスペースをB to B向けに特化してきた。さらに2024年11月より法人向けショールームの通称を「3X3 Hub」とし、オフィス、リテール、ロジスティクスの3領域と、「DX(Digital Transformation)」「CX(Communication Transformation)」「GX(Green Transformation)」を実現するプロダクトにフォーカス。同空間をさまざまな製品、ソリューションの集結した「Hub」と位置づけ、実際の現場での課題解決を具体的に表現してきた。

▲ 「Smart Retail」ゾーンでは、プロジェクターを用いた空間演出を採用。ここでは、店頭の販促プロモーションや決済、棚卸などの業務に向けたソリューションや、バックオフィスでの情報共有など、リテールにおけるさまざまなソリューションを提案している。
働き方の変化など、
現場により即した体験ゾーンへ刷新
今回のリニューアルにあたっては、ショールームの利活用をさらに促すため、現場社員にもヒアリングを行った。その上で従来からあった「体験ゾーン」を刷新し、これまで以上に利用シーンを想起しやすいように工夫したほか、機器の検証がし易い「ラボゾーン」を新設するなどしている。
具体的には、「Smart Office」ゾーンをさらに3つに分け、執務スペース、会議スペース、そしてリモートワークを想定した環境を再現。必要な情報に迅速にアクセスできる仕組みづくりや、効率的な情報交換に向けたディスプレイ・カメラの活用についても、実例が示された。
来訪者は137型LEDディスプレイ(1.5mmピッチ)を用いたインタラクティブなやり取りや、クラウド型Web会議サービスなどを実際に体験することができる。今井氏は『コロナ禍を経て、コミュニケーションの仕方も、仕事をする場所も、以前に増して選択肢が広がっています。その前提での“シームレスな働き方”を改めて問い直し、当社の提供できるソリューションをこの空間に再現しました』と、時代の変遷を踏まえたことを明かす。山本氏も『中小企業の方に話を伺うと、用途ごとに異なる会社からシステムを買い付けているケースが多いです。当社の「COCORO OFFICE」のように一つのプラットフォームで管理できることは、導入・運用の面でも、各従業員にとっての使い勝手の面でもメリットが大きいです』と補足した。
また、「Smart Retail」ゾーンでは、プロジェクターを用いた空間演出を採用する。今井氏はこの経緯について『これまでは“何を・どう使うか”がなかなかイメージしづらかった。この問題を解消するため、足を運んでいただいた方が具体的なシーンをイメージできるような空間演出を模索しました』と振り返る。“ショールーム空間のどこにエリアを設けるか”から再考し、プロジェクターの配置も細かく調整。没入感が高く、より高い体験価値を得られるスペースへと変貌を遂げた。
この他にも“快適・安心・効率”を実現する次世代のおもてなしソリューションを集結させたスペースや、駐車場の課題解決に向けた最新技術を取り扱うスペースも設けた。POSのような直接的な業務支援に限らず、視認性の高いプロジェクターを用いて床面に案内を表示するなど、よりスマートな店舗づくりに向けてもシャープのテクノロジーが役立つことを示唆している。
▲ 「Display Gallery」では、デジタルサイネージ用コンテンツの動作検証や各ディスプレイの仕様確認などが可能だ。
▲ ロボットによる自動搬送をはじめとしたファクトリーソリューションを展示している「Smart Logistics」ゾーン。
商品仕様の確認や比較、
検証が行えるラボゾーンの新設
以上のような体験ゾーンの刷新に加え、今回のリニューアルでは、商品仕様の確認や比較、検証を行うことのできるラボゾーンを新設した。これについて今井氏は、『当社の強みは、やはり“ディスプレイ”にあります。まずはそれをできるだけ効果的に見せたい』と説明する。かねてから設置されていたエントランス部の大型LEDディスプレイ(162型×2面、1.8mmピッチ)はもちろん、さまざまな仕様の製品を横並びで比較できる「Display Gallery」も新たに設けた。
このエリアではサイズや輝度の異なるディスプレイを8面並べ、それぞれの特徴を直接的に確認できる。また、表示した画像を保持するための電力を不要とする電子ペーパーディスプレイ「ePoster」も5タイプ展示する。紙のような視認性を担保しながら書き換えも可能とし、デジタルサイネージと紙ポスターの両者の利点を兼ね備えた。
さらに、「Projector Lab」と「Robotics Demo Room」も新たに用意。10種類を超えるプロジェクターの視聴体験や、広い壁面を活用した比較投写も可能とする。「Robotics Demo Room」には倉庫の一部を再現したラックと自動搬送装置(リフトアップタイプ、スリム型スタッカー自動搬送)を設け、目の前で動作を確認できるようにした。
▲ 視認性の高いプロジェクターを用いて床面に案内を表示。
シャープマーケティングジャパンでは、今回リニューアルを迎えた都内ショールームのほかに、名古屋、札幌にも法人向けスペースを持つ。今後は大阪府内にも新設を予定しており、より多くのパートナーとの接点拡大を図る。今井氏は『これまでも提案会、商談会といった催しで利用されてきましたが、今後はパートナー主催の提案会、社内外の研修スペースとしても利活用を進めていければ』と、新たな展開についても展望を語った。
【問い合わせ】
シャープマーケティングジャパン(株)
E-mail:btobshowroom@sharp.co.jp
https://smj.jp.sharp








