インタビュー

〈2023.7.10〉KeePer技研株式会社 代表取締役会長 兼 CEO 谷 好通氏

効果を実感いただける実績ある商品で
新たな活用の機会を探し続ける。

愛知県大府市でカーコーティングや洗車用のケミカル製品を開発・販売するKeePer技研(株)。このコーナーで連載の通り、今日では看板業界にもその名を浸透させている。さらなる飛躍を見据え、今、トップが思うこととは。今回は、同社代表取締役会長 兼 CEOの谷 好通氏に話を伺った。

▲ KeePer技研(株)代表取締役会長 兼 CEOの谷 好通氏。

 

 

効果実感のある商品を看板業界に広めたい

 

———看板業界でも「キーパーコーティング」の名前を随分よく聞くようになりました。

 大変有難いことではありますし、これも長年に渡って“塗装”に関わってきたからこそだと考えています。それに私たちが施せるコーティングは、決して自己満足だけに終わりません。塗布が済んで実際に看板を掲げて、効果を実感いただける商品です。お客様に効果実感が残るからこそ、何度もご利用いただけたり、より多くのお客様に支持されたりといった実績に繋がるのではないかと思います。


———車に使われてきたコーティング剤をそのまま看板でも、という点には当初から自信があったのでしょうか?

 そうですね、実際コーティングをした看板も車と同じようにきれいな状態を保っていただけています。また異業界であれ実績があったことで、導入前から「あのKeePerさんなら安心だね」と言っていただけるのは喜ばしかったです。


———一方で、6本1セットでの購入に限られている点で、手を出しにくいという声もあります。こうした点についてはいかがですか?

 私たちのスタンスとして、お客様からの要望にはできるだけ応えていきたいと考えています。もし6本1セットでは購入しにくいというお客様がいらっしゃるようなら、配送費をご負担いただいた上で、まずは1本だけでも購入いただけるような仕組みをつくっていきたいです。 それと今回このコーナーをお読みの方には、先着50名様に「ダイヤモンドキーパーケミカル」を提供いたします。




———早速動こうとされる点はさすがですね。ちなみに今後、看板専用の商品を発売する予定はありますか?

 それは予定していません。現在ご提案させていただいているキーパーコーティングを塗っていただくのが一番効率よく、効果もご実感いただきやすいはずです。あくまで車で定評があって多くの方に使っていただいているものを、看板にもご使用いただきたいという考えです。



▲ キーパーコーティングの車での実績は周知の事実。一度塗ったら5年間(年に1回のメンテナンスを推奨)汚れることなく、きれいなボディを維持できる。たとえ汚れたとしても水をかければ綺麗に流れ落ち、その効果は雨でも同じだ。




車に限らず、役に立つことこそ商売の前提

 

———これまで本誌でもご紹介の通り、車とは異なる業界へ名を広げていますが、さらに違った業界への展開もあるのでしょうか?

 もちろん私たちは長く車に関わることばかりやってきましたが、そこで培ってきた技術は様々な場で役に立つと実感しています。基本的なことを申せば、役に立つことこそ、商売の大前提です。「車だけ」「看板だけ」ということではなく、これからも私たちの技術を活用できることがあれば、積極的に探していきたいです。


———具体的に他でやられていることはあるのでしょうか?

 建築業界に向けては、浴室や玄関口に活用いただけるコーティング剤を発売します。汚れにくく掃除がしやすいのはもちろん、水に濡れるとかえって滑りにくくなるような特徴を持ちます。


———それは期待が持てますね。

 私たちKeePer技研には、ご要望に応じてあらゆるものをつくっていける体制が備わっています。
 一方で、それが車の業界でこそうまくいきましたが、他の業界ではなかなか苦戦している。この部分は課題視している点ですが、目先のことにこだわり過ぎず、長く続けることで花が咲くとも思っています。車もまさにその通りでしたからね。



▲ アオキスーパー大府店(愛知県大府市)の大型看板(8m×8m×4面、シート貼り)。コーティング施工の実施から一年以上が経過した今でも綺麗な板面を維持している(2023年1月号掲載)。


▲ Honda Cars東海 安城住吉店(愛知県安城市)のファサード。通常であれば汚れが目立つ白地もキーパーコーティングにより綺麗を持続できる(2023年2月号掲載)。

 




看板業界でのさらなる飛躍を見据えて

 

———今後の展開として、丸の内エリアの街頭サインにキーパーコーティングを施す計画をされていますね。

 そのエリアを担当するサインデザイナーとのご縁が、今回の企画に繋がりました。これまで私たちのコーティングは、比較的遠くに、大きく掲げてある看板に多く使われてきました。
 ただ“お客様が目にするサインをきれいに保ちたい”というご希望は、手の届く距離にある看板においても同様です。丸の内で実現することができれば、他にも展開する契機になるのではと期待しています。


———看板業界でのご活躍がますます広がりそうですね。

 現在、当社の「スマホキーパー」(キーパーコーティングの技術を応用したスマートフォン専用コーティング)をデジタルサイネージにも応用できないかと考えています。
 現に「スマホキーパー」をタクシーのサイネージに使うと、手触りが大変なめらかになるんです。デジタルサイネージが年々増えていることは、これをお読みになっている皆さんが一番実感されていることでしょうし、当社の技術がそこでお役に立てたら幸いです。



【問い合わせ】
KeePer技研(株)
愛知県大府市吉川町4-17
Tel.0120-517-158
https://www.keepercoating.jp/corp/

 

 

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