店舗集客ツールとなるLEDビジョン

リアルな消費現場の目線に立って LEDビジョンの使い方を提案しています。

屋内外のLEDビジョン・サイネージ分野でトップシェアを占める(株)プロテラスのデジタルサイネージソリューション「テラスビジョン」シリーズに注目。なかでもラインアップ豊富なLEDビジョンを紹介する。

　「今までに見たことのないことをやりたい」「海外で見たんだけど、同じようなことができないか?」。これは、プロテラスがクライアントからよく言われる言葉だという。クライアントにとっては、同業他社との差別化を図る上で、当然意識するところだろう。これについても細井氏が話してくれた。 『やはり特徴を持たせたいというお客様は非常に多いです。私たちもそういったご要望には、柔軟に対応するよう心がけています。

　ただし、予算との兼ね合いもあると思いますので、多数の設置事例の中から、お客様のご要望に合わせた最適なプランバリエーションをご提案しています。

　一般的には、代理店さんが組んだスぺックのLEDビジョンをそのまま施工するというケースが多いのですが、私たちはスぺック決めの段階から提案することが多いです。設計事務所さんや施工業者さんとの打ち合わせの中から生まれるご要望は次の開発に活用させていただき、より特殊な形状のLEDビジョンや設置が難しい施工シーンにも幅広く対応できるよう、自社工場にてLEDパネルの軽量化や薄型化、高精細化に取り組んでいます。

　LEDビジョンを設置する上で押さえておきたいポイントとしては、リアルな消費現場の目線に立つことです。近隣の道路などから見た来店者の視線や動線に合わせて様々な設置パターンを検証して、より集客効果の高い、最適なかたちで設置することが大切です。

　もちろん、設置後の故障・修理対応にも重点を置いていて、全国8拠点より迅速にサポートさせていただいております』。

　プロテラスは、企画から使用機材の選定・施工や映像制作、ウェブを使った販促までをワンストップで行っており、これまでの設置件数は1,164カ所で設置平米数は21,015m²(2016年12月現在)。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、今後の展開が気になる企業のひとつだ。

ウェーブ形状のLEDビジョンで店内空間を演出する