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内照看板用直管LED 「ビューランプチューブ」

電源内蔵型でありながら、300度・360度発光を実現!

サイン用途をはじめ、店舗・工場照明などのLED製品を取り扱う(株)ニッケンハードウエアは、2015年6月4日、内照看板用直管LED「ビューランプチューブ」の販売を開始した。すでに生産が追いつかないほどの 人気ぶりだという同製品の魅力について紹介したい。

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独自の配光バランスにより看板全体を均一に照らす

 「ビューランプチューブ」は、電源内蔵型でありながら、ファサードサイン用「VLT-K」は300度発光、袖看板用「VLT-R」 は360 度発光を実現。電源の置き場所や結線で手間をかける必要がない。さらに、ファサードサイン用と袖看板用ともに、前面への配光を抑え、斜め45度方向への配光を強くすることにより、影ができにくく、看板全体を均一に照らす。

配光角度

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安全を優先した製品

 内照看板では、温度の上昇が心配されるが、これらの製品は、直接触れても熱さはもちろん、暖かささえほとんど感じることがない。また、発光部の管にはつなぎ目がなく、防水防塵の保護等級IP65を実現。安全面を考慮し開発されている。ほかにも、プラスとマイナスを近接させない両側配線を採用し、看板内での水滴や埃によるショートを防止するほか、風圧による振動を受けても、ハンダ外れなどの障害がないよう国際規格「IEC60068-2-6」試験に適合している。

バリエーション豊かなラインアップ

  「ビューランプチューブ」は、ファサードサイン用300度発光と袖看板用360度発光の2タイプがあり、それぞれ 20/30/32/40W形が用意されている。ホルダーの配置を変えることなく、ランプの交換だけでLED化が可能だ。さらに、口金部と発光部に段差がないため、φ 32.5mm(T10 サイズ)の防水ソケットやゴムキャップをそのまま利用することができる。

人気の理由

 企画マーケティング室 金子室長は次のように語る。

「この製品については正式な発表をする前から、過去にない程の反響を頂いており、発売日の確認、生産状況等のお問い合わせで電話が鳴り止まないこともあります。最初に用意したロットが一瞬でなくなってしまい、今は次の生産を待っている状態ですが、早くも予約注文で終わってしまいそうです。 看板屋さんの話を聞くと、電源内蔵式で、かつ配光角度が広いものが求められていると強く感じます。

いままで、そのような製品は市場になく、新たな試みだったのですが、『ビューランプチューブ』はそういったニーズにマッチしたのでしょう。他社の製品よりも低価格ということも魅力のひとつでしょうね。本当にこの価格で良いのですか?と聞かれることもありますよ。弊社は事務所の屋内用の直管LEDを累計20万本出荷しており、直管LEDの品質ノウハウ、コストの突き詰め方を理解できていたので、コストダウンはしやすかったと思います。

はじめは予定していなかったのですが、看板屋さんからの要望で、30W形と32W形を追加したことも、製品が注目される理 由だと考えます。30W形と32W形自体はあまり売れるサイズではありませんが、これらを取り揃えることによって、希少な案件にも対応しやすく、安心して使用していただけると思います。また、看板屋さんへサンプルをお渡しして、評価をいただいているのですが、ほかのLED製品よりも圧倒的に明るいと言ってくれます。やはり、明るさも重要なポイントになっています。実際明るさと発熱のバランス調整には相当な時間をかけましたので、ご評価頂き嬉しい限りです。

今まで内照式LEDモジュールでしかできなかったことが、直管LEDで対応でき、「ビューランプチューブ」であればモジュールよりもコスト、手間を大幅に削減できるということをもっと訴求していきたいです。他社の直管LED に対してはスペック面でもコスト面でも見劣りする要因はありませんので内照式LEDモジュールをライバル視し、その市場に食い込んでいきたいと考えています」。


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問い合わせ

(株)ニッケンハードウエア
東京都杉並区下井草3-3-26
Tel.03-3394-1521
http://www.nikken-hw.jp/

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