(株)ビームス(本社:東京都渋谷区)は、新宿、渋谷、京都で展開するBEAMS JAPAN事業の店舗と、BEAMS事業の九州エリア3店舗において、12月1日より、高橋酒造(株)、三和酒類(株)、薩摩酒造(株)とコラボレーションし、焼酎への馴染みが薄い人たちへ向け、本格焼酎を楽しむ空間や時間の魅力を発信するプロジェクト「焼酎のススメ。2020」を開催している。
今回、「焼酎のススメ。2020」の連動企画として、「新宿ゴールデン街商店街」に隣接する「新宿三光商店街」で掲出していた“あかるい花園○番街”と書かれた4ヶ所と“まねき通り”と書かれた2ヶ所の計6ヶ所の看板が、“新宿ゴールデン街”に統一されるにあたり、新看板のデザインをBEAMSが担当した。新看板は、12月1日より順次設置されている。
▲ 新宿ゴールデン街 あかるい花園一番街 新看板(12月1日 正午撮影)。
写真前列左から:新宿三光商店街振興組合 理事⻑ 石川雄也氏、花園街商業協同組合 理事⻑ 柴田秀勝氏、
新宿ゴールデン街商店街振興組合 理事⻑ 外波山 文明氏
後列左から:高橋酒造(株) 専務取締役 髙橋昌也氏、三和酒類(株) 常務取締役 門栁朋久氏、
(株)ビームス 代表取締役社長 設楽 洋氏、薩摩酒造(株) 取締役 東京西支店支店長 本坊 崇氏)
“新宿ゴールデン街”に看板を統一した背景
新宿ゴールデン街とは、およそ2000坪ほどの狭い区画に低層の木造長屋が連なっており、290軒以上の小さなスナックやバーが密集している飲食店街だ。この飲食店街を、「新宿ゴールデン街商店街振興組合」と「新宿三光商店街振興組合」の2つの商店街が、70年以上もの間存続させてきた。
しかし今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により営業の自粛が続き、70年以上もの間存続させてきた昭和文化の残る新宿ゴールデン街も、廃れていくのではないかと危惧された。
この状況を受け、2つの商店街が連携し、街全体で一丸となって新宿ゴールデン街の文化を守り抜きたいとの思いのもと、これまで異なる名称で看板を掲出していた「新宿ゴールデン街商店街」と「新宿三光商店街」が、“新宿ゴールデン街”に統一される。
スナックをはじめ、お酒を楽しむ空間や時間の魅力を発信する「焼酎のススメ。2020」は、「新宿ゴールデン街」が後世に続くことを願い、新看板のデザインを制作。旧看板のフォントを採用し、新宿ゴールデン街という名称の由来となった金貨をイメージした黄色を取り入れている。
新看板では、新宿ゴールデン街に受け継がれるストーリーを表現し、文化人に愛されてきた飲み屋街を後世に残していく。
新宿ゴールデン街の新看板について
12月1日より順次、三光商店街内にある6つの看板(「あかるい花園一番街」「あかるい花園三番街」「あかるい花園五番街」「あかるい花園八番街」「まねき通り」✕2ヶ所)が「新宿ゴールデン街」と記された新看板に変更される。
▲ 変更後:新宿ゴールデン街 あかるい花園一番街
▲ 変更前:あかるい花園三番町
『街のイメージがパッと明るくなるような看板デザイン』
新看板のデザインを担当したBEAMS デザイナー 中村杏子氏のコメント
『華やかな橙色を全体に使用した、街のイメージがパッと明るくなるような看板デザインです。また、橙色は「代々栄える」の意味をもつ縁起のよい色でもあります。歴史ある街の象徴として、ロゴタイプは旧看板の復刻デザインを使用し、ゴールデン街の名前の由来でもある金貨をイメージした黄色をポイントにあしらっています』
▲ 新看板:新宿ゴールデン街 あかるい花園一番街(デザイン担当:BEAMS)
▲ 新看板:新宿ゴールデン街 まねき通り(デザイン担当:BEAMS)
「焼酎のススメ。2020」 概要
2019年に初開催した「焼酎のススメ。」プロジェクトは、高橋酒造の米焼酎「白岳KAORU」、三和酒類の麦焼酎「いいちこ」、薩摩酒造の芋焼酎「白波」のそれぞれの美味しさや奥深さに加えて、お酒がある時間の自由で楽しい過ごし方を、架空の「スナック びーむす じゃぱん」より発信。今回が2度目の開催となり、お笑い芸人のくっきー!さんがデザインを描き下ろしたBEAMS JAPANオリジナルパッケージのカップ焼酎3種とTシャツの販売や、新宿のBEAMS JAPAN店舗では、「スナック びーむす じゃぱん」が新宿ゴールデン街にあったらという設定で、ポップアップショップが登場する。
新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店街が苦境に立たされる中、「焼酎のススメ。」プロジェクトは、日本の飲み屋文化を支える人たちの一助になりたいと思い、この度名称統一される新宿ゴールデン街の看板のデザインを担当したという。