AI警備システム開発企業である(株)ホワイトボード(東京都千代田区)は、新型コロナウイルス感染症拡大予防にかかる自治体用の公聴・広報カーを開発した。
(株)ホワイトボードは、警備業界では誰しもが知るシステム開発会社として注目され、製造も終わり、上場も視野に入れていたところであったが、代表取締役の橘田孝一氏は、『コロナウイルスの影響で納品が軒並みにキャンセルになってしまった』、『AI(人工知能)警備システムの筐体を製造するために大量に仕入れたLEDの山と、キャンセル文字が並ぶ注文表をみて、社員全員で呆然としてしまった』と話す。
この現実から打開する方法を、在庫の山のLEDを使ってなんとかできないものかと考えた結果、「広報カー」のコンテンツ制作に入ったというホワイトボード。もともと同社は交通制御を行うためのLED車両を作っていたこともあり、広報カー制作自体は比較的早期に完成したという。
【このサービスの内容】
- トラックには視認性の高いLED表示版を3面搭載。
- 自治体など各所からヒアリングを取り、実際に流す映像の内容を精査。
- 「三密を避けよう」など、必要な内容が動画またはスライドショーで流される。なお、この映像や画像は指定のものに差替も可能。
- コロナウイルス感染症拡大予防に特化したコンテンツは日本初(ホワイトボード調べ)。
- ルートを各自治体と決め,当社ドライバーが10:00〜19:00まで巡回(希望に応じて最長23時まで延長可能)。また、トラックのみのレンタルも可能。
- 完全防水で雨の日も対応可能。
- 音声(声優によるアナウンス)による自粛呼びかけ機能付き。
ホワイトボードは、通行人などがこのトラックを見ることで自粛を意識し、一日でも早いコロナウイルス感染症の収束することを期待しているという。
【動画】