S&Dセレクション

〈2021.5.12〉都市型パブリックビューイング「NAGY」

名古屋駅前の大型LEDビジョン「NAGY」がリニューアル、運用開始。

 

JR新幹線名古屋駅(大閤通口)前のOVA21ビル壁面の大型LEDビジョン「NAGY(ナギィ)」がリニューアル、より高精細なパブリックビューワーとして2021年3月13日に運用が開始された。

▲ LED素子にBlack SMDを採用したことでコントラストが向上、ピクセルピッチは以前の10mmから5mmへと変更され、より高精細になった「NAGY」。

 

 

▲ NAGYは、1日110万人が乗降する中部経済圏の入口、JR新幹線名古屋駅前に設置されている。この場所には地下街の出入口やタクシー乗り場、ロータリーなどがあり、NAGYを視認可能な範囲内の一日の歩行者数は平日で15.2万人、休日では18.4万人と人通りも多い。

 

 

 

10mmから5mmピッチへBlackSMD採用でコントラストも向上

 今回のリニューアルに伴い「NAGY」は、LED素子にBlack SMDを採用しコントラストが向上。ピクセルピッチは以前の10mmから5mmへと変更され、より高精細な450インチ(W9.92m×H5.6m)パブリックビューワーとして運用を開始した。媒体運営は名古屋に本社を構える(株)Oval Jr.が行っている。

※ AGY(アギュイ:ギリシャ神話APOLLOの通称であり、God of streetsの意味)とNAGOYAとの造語=街に息づく想像力。


▲ NAGYは新幹線の車内やホームからも視認できる。

 

 

次世代の“街メディア”社会に資する価値あるメディアとなる

 1日110万人が乗降する中部経済圏の入口、JR新幹線名古屋駅前に正面を構えるNAGY。ここには地下街の出入口やタクシー乗り場、ロータリーなどがあり、NAGYを視認可能な範囲内の一日の歩行者数は平日で15.2万人、休日では18.4万人と人通りも多い。また、新幹線の車内やホームからも視認でき、その広告効果は非常に高いと言えるだろう。

 なお、NAGYは貸切放送のほか、QRコード連動、Web中継や時報にも対応。さらに、“CMを放送しながらNAGY前でサンプリング”、“NAGYによるCM放送とOVA21ビル北壁面へのシート貼り”など様々な活用プランでPRできる。放映時間は6:00 ~ 24:00(18時間)となっている。
 (一社)パブリックビューイング協会代表理事であり、Oval Jr.代表の神保成章氏は以下のように語る。

 『5G時代に向けて都市部ではインフラが整備され、今後、社会におけるモバイル端末の役割は一層大きくなります。
 そして、パブリックビューイングにも5Gは大きな変化をもたらします。IoTやAIを駆使した巧みな美繊細リアル、人間の想像を遥かに超越するCGコンテンツ、さらに高精細なVR(Virtual Reality:仮想現実)およびAR(Augmented Reality:拡張現実)映像が配信され、街を行き交う人々の五感を刺激します。
 強制認知力を備えたパブリックビューワーなればこそ、次世代の“ 街メディア” 社会に資する価値あるメディアとなるはずです。Jアラート(全国瞬時警報システム)や生活者情報の提供は当然ながら、スポーツをはじめ、音楽やアート、Live、YouTube、Instagramなど映像とデータが連動してこそ、都市に息づくメディアとしての使命を全うできると考えています。
 さらに5G/IoT 通信技術とソリューションを用いた高性能マルチカメラは、セキュリティー対策のみならず、来訪者の行動・動態調査など、キャリア(ビッグデータ)に担えない位置情報と分別された都市参集者データ解析が可能です。これらの事柄を的確に実現するメディアこそ、“ 都市型パブリックビューイング” と称されるべきだと思っています』。

 名古屋駅周辺は今、リニア中央新幹線の開業に向けた新たな都市づくりが進行中だ。日本有数のターミナル駅の駅前にふさわしい空間形成の一端を担うものとして、NAGYに対する期待は大きい。


■ 運営
(株)Oval Jr.
■ 製品製造
セキシン電機(株)
■ 設置工事
セキシンエレテックス(株)


【問い合わせ】
(株)Oval Jr.
名古屋市中村区椿町7-1 OVA21 12F
Tel.052-452-6344
https://oval-jr.com

この記事を見た人はこんな記事を読んでいます