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〈2022.11.10〉第3回 KeePerコーティング ユーザーリポート(アン・クリエーション)

看板も自動車と同じように
“コーティングするのが当たり前”の時代へ。

屋外広告の媒体リサーチから企画・デザイン、施工・保守までを一貫して行うアン・クリエーション(株)。同社もKeePer技研(株)(愛知県大府市)の看板用コーティング剤「キーパーコーティング」の施工を勧める企業のひとつだ。今回はアン・クリエーションの代表取締役である本多秀朗氏に訊いた。


アン・クリエーション(株)代表取締役の本多秀朗氏。



 

コーティングは看板という
商品を作るための最後のパーツ

 

 どの業界においても多かれ少なかれ、課題はあるだろう。もちろん屋外広告業界でも看板設置(広告掲出)後に起こる問題への対応など課題は存在する。本多氏は『広告塔などに溜まった埃が雨と共に滴れてきて、それが汚れになってしまうという話をよく聞きました。また、鉄道沿線の看板などは、鉄粉も飛んでくるので白いものは黄色くなったりと、すぐに汚れます。これらは看板を製作する上での課題でもあり、以前は私もどうしたら良いかと考えていました。キーパーコーティングは、この課題を解決してくれる製品だと思います』と話す。

 キーパーコーティングを施すことで汚れが付きにくくなり、例え付着しても雨などですべて流され綺麗になるというのが、このコーティング剤の特長のひとつでもある。本多氏が言うように、看板を綺麗に維持できる製品として、こんな良いものはないだろう。ただ、本多氏の話を聞くと、キーパーコーティングが看板業界で普及するまでには、まだ至っていないようだ。

 『やはり価格面で削れるところは削りたいというお客様が多いです。そうなると、なかなかコーティングまでというのは難しいのが現状です。これはコーティングがオプションのような扱いになっているのも原因だと思います。自動車の場合ですと、購入時にコーティングも付いてくるじゃないですか。看板も同じようにコーティングが当たり前というようにならなくては、普及しないと思います』と本多氏。では、どうすれば良いのか。本多氏は以下のように語る。

 『見積もりに初めからコーティングを入れておくことは大事だと思います。コーティングをオプションではなく、看板という商品を作るための最後のパーツと考えてもらえるようになれば、“看板はコーティングするのが当たり前”というのが定着すると思います』。


キーパーコーティング施工事例(2020年10月)
KeePer技研の大型看板:名古屋市中区大井町付近(都心環状)

 

キーパーコーティング施工事例(2022年2月22日)
(株)ミニミニ・ミニミニ八事店(名古屋市昭和区)の行灯看板(FFシート)。看板へのコーティング施工から約9ヵ月が経った現在でも汚れのない綺麗な板面を維持している。

 

 

コーティングを施すことで
その下のフィルムも良い状態を長く維持できる

 

 そもそもキーパーコーティングは、どのような役割を担っているのだろうか。KeePer技研 製品部の増田貴志氏は、以下のように語っている。

 『すでに優れたフィルムが存在する中で、キーパーコーティングは何を提供できるのか。その明確な答えを提示しなければ、お客様は納得してくれません。
 フィルムは、自動車でいうところのクリア塗装のようなものだと思います。自動車の最高の保護材はクリア塗装なのですが、どれだけ良いクリア塗装でも汚れがこびり付いたり、シミや傷が付くこともある。そうなると、削るか再塗装が必要になるので元に戻すのは大変です。
 その点、キーパーコーティングは汚れが付きにくく、汚れがあったとしても簡単に拭き取れますし、もう一度塗ることで新品同様に戻せます。一番下にクリア塗装も残っている状態なので、自動車は綺麗な状態をずっと続けられます。これは看板においても同じだと思っています』。

 キーパーコーティングは、看板の汚れや劣化を防ぐだけでなく、高い撥水力で、雨が降ると埃などの汚れも落ちる。加えて、コーティングの下のフィルムも良い状態を長く維持できるのであれば、看板にコーティングを施すことのメリットは大きい。屋外広告の媒体社や広告主にとっても、ここでコストを削減するのは良い選択とは言えないだろう。

 本多氏は『看板はコーティングするものと考える人はまだ少ないですが、「君のところに頼んだけど、コーティングはしてくれたか?」と、お客様の方から聞いてくれるようになったら、それは大きな進歩。私たちも看板にコーティングすることが当たり前の時代が来るよう、提案を進めていきます。普段からたくさんの看板を見ていますが、当社がキーパーコーティングを施した看板は、他と比べ輝いている様に感じますから』と笑顔で話してくれた。


【問い合わせ】
アン・クリエーション(株)
名古屋市中区千代田3-15-8
Tel.052-321-3711
https://www.ancre.co.jp

KeePer技研(株)
愛知県大府市吉川町4-17
Tel.0120-517-158
https://www.keepercoating.jp/corp/

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