S&Dセレクション

〈2024.12.24〉Immersive Disney Animation

プロジェクション技術とセンサーを駆使、
360度映像に囲まれたインタラクティブ空間。

現在、世界各国でディズニー創立100周年を記念し、ディズニー・アニメーションの世界を“映像と音楽で没入体験できる”イベント「Immersive Disney Animation」が開催されている。日本でも東京(2023年4月29日〜9月18日)、大阪(2023年12月2日〜2024年2月18日)、富山(2024年7月20日〜10月6日)で開催され、大きな話題を呼んだ。なかでも演出面で群を抜いていたのがタイ・バンコクの会場だ。
(※)日本でのイベント名は「Disney Animation Immersive Experience(ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス)」。

バンコクの大型ショッピングモール「Emsphere」で開催中の「Immersive Disney Animation」。映像投影には明るさ12,000ルーメンの4Kプロジェクターを24台、インタラクティブな演出では測域センサーを8台使用している。

 


バンコクの新観光スポット「Emsphere」で
大型床面インタラクティブ映像採用の
ディズニーイベント開催中

 

 昨年12月、タイ・バンコクの中心地であるスクンビットエリアに、大型ショッピングモール「Emsphere(エムスフィア)」がオープンした。同施設は地上6階建てで、延べ床面積約200,000㎡を超える敷地を有し、家具大手IKEAの東南アジア初の都心型店舗など300店以上が入居。食料品などを中心としたマーケットのフロアやレストラン&バー、さらにイベントスペースやホールも備え、すでにバンコクの新たな観光スポットとして定着している。

 現在、このエムスフィア1階フロアの4分の3のスペースを使って開催されているのが「Immersive Disney Animation」だ。当初は4月26日から6月20日までの開催予定だったが、タイのみならず周辺各国でも話題を呼び、10月27日まで会期を延長している。






映画の中に入り込んだような
没入感を味わえる

 

 Immersive Disney Animationではプロジェクション技術とセンサーを駆使し、360度映像に囲まれたインタラクティブ空間(床面に映し出されるディズニーアニメーション映画をモチーフとした映像が、人の動きに合わせて変化する)を創出。「ズートピア」の中をジュディ・ホップスと一緒に旅したり、アリエルと共に海の底に潜ったり、アラジンと一緒に魔法の絨毯に乗ったり、「アナと雪の女王」の世界ではエルサと一緒に唄ったりと、40本以上のディズニーアニメーション映画の中に入り込んだような没入感を味わえるのが魅力だ。




 投影システム及び設計、照明や音響を担当したのは、シンガポールに本社を構えるヘキサゴンソリューション(Hexogon Solution Pte Ltd)。映像投影には明るさ12,000ルーメンの4Kプロジェクターを24台(すべてパナソニック社製)、インタラクティブな演出では測域センサーを8台(すべて北陽電機社製)使用した。また、メディアサーバーには「PIXERA(ピクセラ)」(3台+バックアップ用3台)を採用している。


【問い合わせ】
ヘキサゴンジャパン(株)〔Hexogon Solution Pte Ltd日本法人〕
東京都文京区大塚5-40-18 友成フォーサイトビル10F
Tel.03-6419-7653 Fax.03-6902-0722
https://www.hexogonsol.jp

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