建築物上にメディアの新しい時代 透過型LEDディスプレイと建築物の相補関係
どの時代にあっても都市建設は常に重要な開発プロジェクトであり、建築物は現代美学と都市文化における芸術の結晶であると言えるでしょう。摩天楼の林立する今日、ひときわ目を引く先端技術もおのずとその中に溶け込んでいます。それはあたかも、多くの著名建築家による「光は技術であり、芸術であり、ひいては建築の魂である」という言葉を具現化しているかのようです。
現代の建築設計では、建築物の外壁にLEDディスプレイやLEDライトが組み込まれていることがよくあります。光と色彩によって織り成されるカラフルな輝きが建築物にさまざまな趣を沿え、街にもきらきらとした活気をもたらしています。
今日の高層ビル建設においては、従来セメントで塗られていた外壁が透過性に優れかつ施工上メリットのあるガラスの外壁へと次第に取って代わってきており、現代の都市づくりや建築物の中でも大変目立つ存在となっています。建築物の外観が様変わりしつつある中、透過型LEDディスプレイが今後も一貫して建築物をデザインする技術として積極的に採用されていくことはまず間違いないでしょう。
しかしながら、どうしたら時代の変化や進歩と足並みを合わせて透過型LEDディスプレイを活用し、建築物とより完璧に融合させることができるでしょうか。
現在市場に出回っている一般的な建築用のガラスカーテンウォールは、ざっと概観すると、建築物の外壁に取り付けるフレーム支持型カーテンウォール、透視性の高い点支持型カーテンウォール(ガラス固定具を使用)、はめ込み式の固定窓システムに大別されます。
これまでは、各種ガラスカーテンウォールのスタイルやサイズに合わせ、またコストを削減して施工速度を上げるため、透過型LEDディスプレイは研究開発する上でも設計する上でも、小型サイズの標準型フレームが主流でした。
しかし、小型サイズばかりではどんなに慎重に設計されたとしても、発注元の当初の期待を十分に満たすことは難しく、透過型LEDディスプレイを建築物上でより広範に採用していくことはできませんでした。小型サイズの透過型LEDディスプレイは、その大きさが決まっていてガラスの壁面を完全に覆うことができません。
また、サイズが小さいが故に構造が複雑になりやすく、視覚上邪魔になったり、屋内の照明と透明度にも間接的に影響を及ぼします。そのため従来は、ガラスカーテンウォールに透過型LEDディスプレイを取り付けると、本来鮮やかで明るかった外観が、一変して薄暗い印象になってしまうという欠点がありました。
如何にして、ガラスカーテンウォール上のディスプレイ面積を最大化するとともにガラス壁面の透明性を保つかが、透過型LEDディスプレイを研究開発していく上で極めて重要な課題となっています。
Opto Tech Corporation (OPTOTECH) は、最も一般的な3種類のガラスカーテンウォール構造をそのコンセプトの原点として、まったく新しいタイプの透過型LEDディスプレイを業界に先駆けて開発・設計しました。
この開発・設計により、建築物の構造に対応しながらディスプレイ面積を拡大し、同時にディスプレイ自体の主要構造と遮蔽の問題を軽減することで、透明度を80%以上向上させました。建築物に使用されるガラスカーテンウォールの構造別に、3種類の設計タイプをご用意しています。
建築はもはやたんなる空間と構造のデザインにはとどまりません。透過型LEDディスプレイと絶妙に組み合わせることで、光を通じてメッセージを発信し、より豊かで多様な美を創造し、人々に力強いインパクトを与える新しいメディアとなり得るのです。
OPTOTECHは、LEDを専門に取り扱うこと35年、都市の姿を自在に操る光のマジシャンとして、その豊富な経験を人々の生活に生かそうと研究開発を続けています。建築家、照明デザイナー、アーティストとの提携も通じて、そのマジックを多方面で発揮し、建築物における新たな魅力と可能性を追求し、美と生命力に溢れるランドマークを創造していくことが、OPTOTECHの使命だと考えています。
製品名 | Transparent Display |
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メーカー名 | OPTO TECH CORPORATION |
最小サイズ | W1,195 × H395(mm) |
ピッチ | 10/12.5/16.67/20mm |
電圧 (ボルト) | 100-220V |
発光色 | 15 bit |
輝度 | 5,000cd/㎡ |
設置環境 | 屋内用 |
パネル重量 | 3.3kg/枚 |
ガラスカーテンウォール種類 | 代表的用途 | LEDディスプレイのタイプ |
フレーム型カーテンウォール | オフィスビル、ショッピングセンター | 独立型:ブロック組み立て式の独立構造。ガラスカーテンウォールの後ろに設置したり、屋内スペースでの単独使用が可能。 |
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4点支持型カーテンウォール | 駅舎、透明エレベーター、ファサードカーテンウォール | 固定爪型:固定爪の台座の位置とサイズが設計のポイント。大型サイズのディスプレイをガラスカーテンウォールに取り付ける際、固定爪の台座とLED光点間の隙間を最小化することで、ディスプレイ面積の最大化を実現。 |
固定窓 | インテリア/仕切り | 面全体がディスプレイ面積となる。 |
本件に関するお問い合わせ
OPTO TECH CORPORATION(台湾)
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