デジタルサイネージ トレンド

LIVE BOARD、デジタルOOH広告配信を一部のドコモショップにて順次試験配信開始

 (株)LIVE BOARDは、(株)NTTドコモが実証実験店舗として展開する「d garden」をはじめとするドコモショップにて、2月上旬より順次インプレッションベースのデジタルOOH(以下、DOOH)広告の試験配信を開始する。

 

 

1_large

▲ドコモショップ木場店

 

 

1.試験配信内容

 今回の試験配信では、対象ドコモショップに設置されているデジタルサイネージを「LIVE BOARD Network」に接続し、NTTドコモの携帯電話ネットワークの運用データを基にした人口統計「モバイル空間統計®」※1などのデータを活用し、インプレッションベースのDOOH広告が配信される。広告視聴数は、デジタルサイネージに搭載されたカメラ※2でローカルセンシングデータを収集し、エッジAIボックスのIntel® NUCを使用して高速かつセキュアなエッジAI解析を実施することで、DOOH広告の視認数の計測が可能となる。

 

※1 「モバイル空間統計」は、NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成される人口の統計情報。集団の人数のみを表す人口統計情報であるため、利用者個人を特定することはできない。NTTドコモは、利用者のプライバシーを厳重に保護するべく、モバイル空間統計を作成・提供する際に順守する基本事項をまとめたガイドラインを公表している。

モバイル空間統計ガイドライン

https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/guideline/index.html

 

※2 デジタルサイネージに設置されたカメラにおいては、録画は一切行っておらず、取得したデータの処理はデバイス内で完結し、匿名化された情報のみをサーバへ送信している。また、来訪者のプライバシーに十分配慮しながら利便性を高めるために、(一社)デジタルサイネージコンソーシアムが策定した、「センシングサイネージガイドライン」、およびIoT推進コンソーシアム、総務省、経済産業省による「カメラ画像利活用ガイドブックVer.2.0」に準拠した運用が行われる。

 

 

2.試験配信場所

 DOOH広告の試験配信対象となる店舗は以下の9店舗。試験配信対象となる店舗には、ドコモ・バイクシェアやモバイルバッテリーシェアなどのシェアリングサービスの実施、5Gのプレサービスにあわせた5G時代の先進的な技術を体験・体感になれるコーナーを設置するなど、多様化するニーズに対応することを目的に、NTTドコモの回線利用者以外の人にもやさしい、楽しい、サービス・コンテンツを提供する開かれた空間づくりがされているNTTドコモの実証実験店舗が含まれる。

 

【試験配信対象店舗】

d garden五反田店 / d garden東刈谷店 / d gardenららぽーと豊洲店 / d school府中R20店 /

d stairs南浦和店 / ドコモショップかましん清原テクノ店(予定)/ ドコモショップ木場店 / ドコモショップ日本橋店 / ドコモショップ平塚店(予定)

 

※ 五十音順

※ 配信時間は各店舗の営業時間に準じる。

※ ドコモショップかましんテクノ清原店は店舗改装のため2020年1月28日まで休業中。

 

 

 LIVE BOARDは、該当店舗でのインプレッションベースのDOOH広告配信を行うことで、多様なライフスタイルに適応した広告配信を行えるよう試験をし、今後ドコモショップ全店(約2,300店舗)への商用展開を見据え、DOOH広告の価値向上をめざすという。

 

 

※ インプレッション=広告視聴数。

※ Intelは、米国および他国のIntel Corporation社の登録商標。

※ 「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの登録商標。

 

この記事を見た人はこんな記事を読んでいます