意匠はメインの視認対象である
新幹線の車窓から見やすい「横型形状」へ。
2023年6月、ダイキン工業(株)淀川製作所にある建植サインがリニューアル。ネオン(フルボーダー)仕様の旧サインに代わり、LED内照式(LEDモジュール2,013個使用)の新たな看板が運用開始された。
▲ ネオン仕様の建植サインに代わり新設されたLED内照式の建植サイン。
▲ ネオン仕様の旧建植サイン。
旧仕様と比較して消費電力約30%軽減
ダイキン工業 淀川製作所にある新設サイン(地面からサイン上部までが14,450mm)の広告表示面のサイズはH6,450mm×W15,000mm(96.75㎡)、その中に、同社のサインではお馴染みの温度表示器(H2,000mm×W5,110mm)が内蔵されている。
サイン本体の周囲は鉄鋼フレームで、広告表示面の白地部分はFFシートを展張、「DAIKIN」のロゴ部分および表示面下部はフィルム(いずれも3M社製「パナグラフィックス フレキシブルサブストレート960」)貼り。シートの切文字加工は新和興業(株)が行った。
サインを新設した経緯については、2011年設置の旧建植サインが老朽化していた事が主な理由で、デザインの統一化を図るため、縦型形状から横型形状に変更したという。
新設サインの温度表示部分は、これまで既設サインで使用していたレフ球ではなく、「LEDクラスター球」を採用した。
「LEDクラスター球」は従来のLEDランプよりも耐久性に優れており、さらに新幹線の車窓から一瞬で確認できるほど視認性が高いのも特長だ。
なお、ネオン仕様からLED内照仕様に変更したことで、総電気設備容量は約4,630Wと、旧仕様と比較して約30%の消費電力軽減を実現している。
▲ 昼間の様子。
▲ 新幹線からの視認性も抜群。
■ 所在地
大阪府摂津市西一津屋1-1
ダイキン工業 淀川製作所 新グラウンド
■ 広告面のサイズ
H6,450mm×W15,000mm
■ 広告主
ダイキン工業(株)
■ 企画・デザイン・設計
(株)TOMOE
■ 製作・施工
大阪クロード(株)
【問い合わせ】
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