▲ エレベーターホールを模した、外側カーブLEDの面を持つエリア。“ビューポイント”を設け、壁の奥に別の世界が広がっているかのような、マッピング的錯視コンテンツを表示している。
▲ 内側に湾曲したLEDが設置されたエリア。ここではエリア内の来場者の感情をリアルタイムで解析し、映像に即座にビジュアライズされるコンテンツを表示している。
目には見えなかったものが見えるようになる
(株)タケナカと(株)シムディレクトのシンユニティグループが用意したテーマは、“In-Visible”だ。LEDを取りつけることによって見えるようになった壁の向こう側の世界や、目には見えないデータの可視化など、「目には見えなかったもの(Invisible)が見えるようになる(Visible)」をコンセプトとしたブースがJAPAN SHOPで披露されるはずだった。
このブースは、大きく二つのエリアに分けられ、一つ目がエレベーターホールを模した、外側カーブLEDの面を持つエリア。ここでは“ビューポイント”を設け、壁の奥に別の世界が広がっているかのような、マッピング的錯視コンテンツを数種類用意していた。
また、もう一つのエリアでは内側に湾曲したLEDを設置。エリア内の来場者の感情をリアルタイムで解析し、映像に即座にビジュアライズされるコンテンツを披露、その注目度も非常に高いものになっていたと想像できる。
ブース全体としては、実際の建物で使用した際のイメージを持ってもらうために、大画面での設置かつ、石材と組み合わせた見た目を再現。デザイン性の幅が広がる長方形のLEDも使用することで、曲面や、今までにないような形状でのLED配置を実現するはずだった。
▲ 長方形のLEDディスプレイ「WB」。
縦長のLEDディスプレイ「WB」
今回のタケナカ/シムディレクトブースでの注目製品は、長方形のLEDディスプレイ「WB」だ。
「WB」は縦幅300mm弱、横の長さは500mm、750mm、1,000mmから選択可能。また、直角部分のパーツも用意されている。長方形という珍しい形状で、縦、横自由な向きで設置可能なため、正方形が多い一般的なLEDディスプレイに対して、デザインの幅も広がるだろう。このほか、サイズの組み合わせが豊富で、設置方法に関してもレールに取り付ける方法や、フレームを壁に打ち付ける方法など、比較的容易かつ現場状況によって設置方法を選択できるので、設備から仮設まで、幅広く使用することができるという。タケナカは昨今の展示会中止を受け、下記のように語っている。
『今までもリアル空間でのご提案はもちろんのこと、そこから更なる付加価値として、バーチャルの分野でも様々なご提案をさせていただいていましたが、さらに力を入れて推進しているところです。
コロナの影響でリアル空間での体験が減少していますが、我々としましては、その中でお困りのお客様へバーチャルでの体験をご提案するとともに、コロナ終息後も選択肢としてお考えいただけるような、リアルとも連動した芯のある新しい体験価値を創出していければと考えています。
こういった特殊な事情により多くの展示会が中止となっていますが、この機会を今までになかったアイデアや、考え方がたくさん生み出されるチャンスとしてとらえ、お客様と一緒に新しいデザイン、体験価値を生み出していければと思います。今回ご興味を持っていただいた際には、お気軽に弊社へご連絡いただければと思います』。
【問い合わせ】
(株)タケナカ
東京都江東区大島2-32-8 シンユニティ東京
Tel.03-5628-2891 Fax.03-5628-2894
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