S&Dセレクション

SYMUNITY GROUP PRIVATESHOW 2018 In OSAKA

シンユニティグループで連携して新しい時代の空間演出を提案する。

シンユニティグループの(株)タケナカ、(株)シムディレクト、アークベンチャーズ(株)、タスクサービス(株)は、2018年8月7日から9日の3日間、同グループの内覧会「SYMUNITY GROUP PRIVATESHOW 2018 In OSAKA」をタケナカの大阪本社(大阪市港区)で開催した。


SDS_サインアーテック.indd▲ カーブLEDディスプレイとホログラムスクリーンを組み合わせ、240度ワイドビューの「デジタルステージ」を構築。

 

シンユニティグループ本格的な周知へ1,250名の来場者で大盛況

 

 今回のシンユニティグループの内覧会では、高精細LEDディスプレイを用いた映像演出をはじめ、ビジュアルイルミネーションやオリジナルインタラクティブソリューション、店舗・商業施設向け映像システムやコンベンション用映像システム、さらにステージ映像照明演出や音響システムバリエーションなど、これからの空間演出を提案。社屋3フロアを使い、「光と映像を使った舞台演出」「インタラクティブな体験型空間」「LEDを用いたダイナミックな提案」「オフィス内ソリューション」など、様々なシーンを想定した展示が行われた。

 タケナカ専務取締役でシムディレクト代表取締役社長の長崎英樹氏は『シンユニティグループは、3年ぶりに大阪の本社で内覧会を開催しました。前回を上回る1,250名の方にお越しいただき、盛況のうちに終えることができました』と語る。

 長崎氏は大阪で内覧会を開催する狙いとして『関東地区では展示会などで、当社の空間演出の作品や機材などをお披露目することも多いですが、大阪では久々ということもあり、関東地区の展示会で披露した作品を一同に集めて、改めて展示を行いました。さらにこの大阪の内覧会のために、新たに制作した展示物を含めて、シンユニティグループ全体の取り組みがわかるようなかたちで展示しました。これまでタケナカという名前は業界に広く知られていましたが、シムディレクトなどを含めたシンユニティグループの認知度はそれほど高くはありませんでした。今回はグループ全体を紹介することに重点を置き、シンユニティグループの本格的な周知の場としました』と話す。

 


映像・音響・照明の全てを
一括でコントロール 

 大阪地区ではカジノを含むIR施設の計画が進んでいる。また、2025年には大阪万博が開催される可能性もある。『大阪に本社を置く当社としても、IRや万博には映像演出や空間演出を中心に、何らかのかたちで関わっていければと思っています。今回の大阪での内覧会を通して、これらに向けてアピールしていきたいという狙いもありました』と長崎氏は意気込んでいた。

 内覧会では数多くの空間演出や映像演出、機材などが展示されたが、中でも最大の目玉は今回が初お披露目となった「デジタルステージ」だ。
 「デジタルステージ」では、高輝度・高精細(2.9mmピッチ)のカーブLEDディスプレイとホログラムスクリーン(プロジェクター3台使用)を組み合わせ、 240度ワイドビューのデジタルステージを構築。リアルタイムに視覚化できるメディアサーバーを用い、事前にシミュレーションしたステージデザインや演出を、そのまま本番で表現した。さらに位置・回転の6Dデータを瞬時に取得できるセンサーと、コンテンツをリアルタイムで生成するアプリケーションを組み合わせ、映像・音響・照明、全てを一括でコントロールしていた。

 長崎氏は『1回につき約10分のプレゼンを30分ごとに繰り返して行いました。ここでは学術会議とコンサート、表彰式、クリスマス演出の4つのソリューションを空間演出で表現しました。このステージは、新たに導入したホログラム用スクリーン「ホロベール2」と高精細LEDディスプレイ、演者の3層構成になっています。従来、ステージ用のホログラムシステムは、振り落としができないケースが多くありましたが、「ホロベール2」ではホログラム演出の終了後に、使用したスクリーンを自動で収納することにより、ホログラムスクリーンに遮られることなくステージ上でプレゼンやパフォーマンスを行うことができます。また、振り落とし可能なため、少ないスペースでの演出が可能になりました。さらに低価格化も実現しており、比較的低予算でホログラムとLEDを組み合わせた演出ができます』と今後の空間演出に期待を示していた。



▲ シンユニティグループが取り揃える多彩なLEDディスプレイを様々な演出手法を使って披露した。



▲ VRと高精細LEDディスプレイを組み合わせたイマーシブコンテンツや、今話題のAIを利用したコンテンツ、 センサーやカメラを利用したオリジナルのコンテンツなど、様々な面からアプローチしたインタラクティブ作品を披露。



超高精細モデルから屋外用までLEDディスプレイを様々な演出手法で披露

 昨今需要が高まっている「LEDディスプレイ」では、シンユニティグループが取り揃える多彩な製品を一同に展示。超高精細モデルから屋外用まで同グループが所有するLEDディスプレイを、本社社屋の屋外も利用するなどして、様々な演出手法を使って披露した。

 長崎氏は『当社ではイベントや設備、屋内から屋外まで用途にあわせて使用できる様々なLEDディスプレイを取り揃えています。機材のレンタル・販売はもちろん、LEDディスプレイの特徴を活かした映像制作も行っています』と話していた。

 「スペースデザインステージ」では商業施設やホテルをイメージした、心地良い屋内空間を提案した。壁面から床面まで一続きで映像が流れており、高さ5.5mのLEDディスプレイの壁は、圧倒されるほどの大迫力で大好評だった。長崎氏は『床面にセンサーを仕込み、歩くと床面の映像が変化したり、人数に応じてブース内の音量を調整するなど、状況にあわせてリアルタイムでコンテンツをコントロールしています』と説明した。

 「インタラクティブ」では、VRと高精細LEDディスプレイを組み合わせたイマーシブコンテンツや、話題のAIを利用したコンテンツ、センサーやカメラを利用したオリジナルのコンテンツなど、様々な面からアプローチしたインタラクティブ作品を展示した。長崎氏は『デザインなどのカスタマイズだけでなく、顧客の要望にあわせてコンテンツを制作することもできます』という。

 そして、「プロジェクションマッピング」では、オフィスエントランスやレストランなど、実際の使用方法が想像できるようなマッピングを提案した。小型の場合でも凹凸を活かした映像で、見応えのあるマッピングを演出することができる。長崎氏は『今年(2018年)は、プロジェクションマッピングの展示は少なく、LEDディスプレイを中心とした演出に重点を置いてきましたが、プロジェクションマッピングは非日常の空間でなく、日常の空間の演出としても取り入れられる傾向にあります』と語っていた。シンユニティグループで連携し、既存の殻を打ち破り、新しい時代の空間演出を提案していくという。



【 問い合わせ先】
(株)タケナカ
東京本社:東京都江東区大島2-32-8 シンユニティ東京
Tel.03-5628-2891 Fax.03-5628-2894
大阪本社:大阪府大阪市港区築港3-1-43 天保山シンユニティビル
TEL 06-7174-8989 FAX 06-6571-5132
http://www.takenaka-co.co.jp

 

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