これまで現場でやっていたことがオンラインイベントでも実施できる。
(株)タケナカや(株)シムディレクトなどシンユニティグループは2020年8月6日・7日の2日間、オンラインイベント「SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 ~ Online & Offl ine ~」を開催。新型コロナウイルスの影響により、リアルなイベントの開催が制限される中、バーチャルの手法を活用した新たなイベントのやり方が披露された。
▲ 「SYMUNITY xR HYBRID EVENT 2020 ~ Online & Offline ~」の製作スタジオ内の様子。
別々の場所にいる演者・参加者が一同に会するバーチャルイベント
新型コロナウイルスの世界的大流行という不測の事態により、人がリアルの会場に集って行うイベントの多くは中止もしくは延期となっている。感染拡大防止のため、やむを得ない状況ではあるが、自宅にいながら何かできないかと思っている人も少なくないだろう。
今回、シンユニティグループは、新商品発表会の会場をはじめ、コンベンション会場や展示会ブースなどをバーチャル空間に生成、オンライン会議システムで伝えるだけではなく、視聴者が体感できるような新しいバーチャルイベントの方法を紹介。特定の会場に演者や観客が集まるのではなく、それぞれの場所にいる演者・参加者が一同に会し行うバーチャルイベントは、リアルでは不可能な演出や常識を超えた発想を実現することができるという。シムディレクト代表取締役でタケナカ専務取締役の長崎英樹氏は以下のように語る。
『今までオンライン上では、WEBをご覧になる方々が自分の意志で勝手に見たいところをクリックして見る。一方、リアルイベントは、同一時間に皆で見ることで共感を得られる。このようなギャップがある中で、オンラインイベントでも“同一時間に皆で見て共感を得る”ことが重要と考えていて、新しい手法でこれを実現するべく対策を取っていきます。
例えば13時にたくさんの人が同じWEBを見ている中で、時間になったときにオペレーターがオペレーションすることで動画の開始時間をコントロールしたり、画面を大きくしたり、小さくしたりを可能にしました。
そうすることでWEBを見ながら同一時間に同一体感ができるというリアルイベントと同じことができるようになります。これはまだ他にはないと思いますので、確実に需要につながると思っています』。
▲ キャストおよび解説者はグリーンバック合成でバーチャル空間に登場。
枠や形式にとらわれない全く新しいイベントの実現へ
今回のオンラインイベントは、①バーチャルソリューション(新商品発表会、コンベンション、展示会、株主総会、立体音響技術)紹介と、②バーチャルセミナー(2日間で6講演)、③バーチャルエンターテインメント(さみしがりVtuberりむ、バーチャルイマーシブシアター、バーチャルマッピング in 帝釈天)紹介の3部構成で行われた。休憩時間には、視聴者は自分の好きなところを見たり、資料をダウンロードしたり、チャットで話したりできるようになっていた。
例えば、コンサート映像などであれば一方的に動画を流せばよいが、イベントとなると時間通りに進むともかぎらないし、途中で差し込みたい別の情報が出てくるかもしれないため、なかなかそうはいかない。シンユニティグループのソリューションでは、現場の状況に合わせて、リアルイベント同様にオンラインイベントを進行できる。
これまで大きな会場で行われてきた様々な催しにバーチャルを掛け合わせることで、 新たな体験を提供できるほか、枠や形式にとらわれない全く新しいイベントも実現可能になるだろう。
【問い合わせ】
(株)シムディレクト
東京都千代田区六番町1-9
Tel.03-5628-2896
(株)タケナカ
東京都江東区大島2-32-8
Tel.03-5628-2891
Mail:web_info@symunity.co.jp
https://www.symunity.co.jp/
▲ リアルな展示会はその場、その時のものだが、バーチャル展示会はいつでもどこからでも参加することができる。
▲ バーチャルコンベンションでは、多彩な盛り上げエフェクト映像を用意。バーチャルならではの演出でリアルイベントにはない新たな体験を提供できる。