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〈2024.9.10〉スターツコーポレーションが「シブヤテレビジョン2」のネーミングライツ獲得

渋谷スクランブル交差点の目線位置で
「スターツビジョンSHIBUYA」運用開始。

スターツコーポレーション(株)(以下、スターツ)は、渋谷スクランブル交差点の目線位置にあるLEDビジョン「シブヤテレビジョン2」のネーミングライツを獲得。2024年4月1日よりフレームデザインを一新し、「スターツビジョンSHIBUYA」として運用を開始している。




スターツグループが展開する
幅広い事業の取り組みをPR

 

 (株)シブヤテレビジョンが運営する「シブヤテレビジョン2」(設置場所:東京都渋谷区神南1-23-8、三千里薬品神南店上)は、渋谷スクランブル交差点の中心に位置し、唯一の目線位置ビジョンとして2006年10月に設置された。音声がよく聞こえるほか、街に向かう歩行者と、駅に向かう歩行者のどちらからも視認可能な媒体だ。画面サイズはH3.46m(3,456mm)×W6.34m(6,336mm)の約22m²で、画質はHD。LEDのタイプはSMDで6mmピッチ。放映時間は9時から24時(15時間)。

 スターツは1969年に創業し、今年で創業55周年を迎えた。建設・不動産仲介・管理事業を中心に、金融、出版、ホテル、高齢者支援・保育に至るまで、「総合生活文化企業」としてグループ92社で幅広く事業を展開。また、東京マラソンでは第1回からオフィシャルパートナーを務め、卓球日本代表の伊藤美誠選手やプロゴルファーの西村優菜選手をはじめとしたアスリートの活動応援や、映画やコンサートなどの文化イベントへの協賛なども行っている。

 同社は今回のネーミングライツ獲得について、以下のように語っている。

 『2004年から18年間に渡り、渋谷駅前にある高速道路沿い屋上広告塔に看板を掲出していましたが、再開発などの影響により2022年に撤去しました。
 当時は、スターツグループのサービスの中でも、より若者層に親和性のある総合不動産ショップ「ピタットハウス」、雑誌「オズマガジン」や女性向けポータルサイト「オズモール」といった若者向け情報媒体、そして免震賃貸マンションの広告を掲出していました。
 あらためて渋谷に広告塔を付けられないかと検討していた際、この度のご縁に恵まれ、スクランブル交差点にビジョン広告塔を掲出できることを嬉しく思っています』。

 一日に約40万人が通行し、国内でも唯一無二の観光名所となっているスクランブル交差点。この最高のロケーションにあるビジョンを使ってスターツは、往来する渋谷で働く人や休日に街を訪れる学生・家族などに向け、同社の事業や理念、社風などを訴求するという。スターツは『特に若い方向けに、当社グループの展開する幅広い事業の取り組みをPRしていきます。主幹事業である不動産・建築から所属アスリートの応援映像など、当社グループの事業と理念にある想いを多くの人に届けていくことが、ブランディングだけでなく、採用活動にも寄与すると考えています。加えて、SNSなどを利用した拡散にも期待しています』と話す。

 さらに『アナログの屋外広告塔には、街の風景に溶け込み、いつでもそこにある=そこに行くと目に入るというインパクトと刷り込み効果が期待できます。一方、デジタルサイネージは動画と音声によるデジタルの良さを活かした、汎用性の高いメッセージ訴求が期待できます。スターツビジョンSHIBUYAでは、フレームデザインによる24時間定点アピールと、デジタルの良さの両方を叶えてくれていると思っています』と話しており、同ビジョンへの期待も大きいようだ。

 「スターツビジョンSHIBUYA」では、スターツの魅力が詰まった、工夫を凝らした映像を放映していくようなので、今後も注目したい。


▲ 連日多くの人が行き交う渋谷スクランブル交差点において、抜群の視認性を持つ。



街頭ビジョン運営を中心にライブホール運営など
幅広いエンタメ事業を手がける

 

 シブヤテレビジョンは渋谷エリアで街頭ビジョン(9ヵ所)を運営するほか、道玄坂エリアの「Spotify O-EAST」ほかライブホール運営など、幅広いエンタメ事業を手がけている。また、グループ会社が2023年に開業した「Kアリーナ横浜」の周辺事業も行うなど多彩な事業を展開してきた。その挑戦は他の都市や街にも拡がりつつあるようだ。これについて同社は『これまでに経験のない新たな分野・業態であっても自分たちで市場を調べるところからスタートし、質の高いサービスの提供を実現していく。目指すのは、人と街、そして企業がつながることで、感動の共有・共感が生まれ、新しい価値の創造や街の成長へと結びついていくような事業です』と語っている。

 さらに『都内のみならず、地方に関しても、駅、商業施設、街並みにLEDが進出していることが見てとれます。日本の流行の発信地、カルチャーの集約されている渋谷においては、特区的な扱いをしていただき、条例の枠を超えた多彩なLEDの展開が可能な米タイムズスクエアのような空間になればと思います。これからも当社は、原点である渋谷をメディアとして、渋谷の未来創造に尽力するとともに、街に活気をもたらす原動力(エンジン)となるために、枠にとらわれることのない新たな挑戦を続けてまいります』と意気込む。


【問い合わせ】
(株)シブヤテレビジョン メディア事業局
東京都渋谷区神南1-15-3 神南プラザビル3F
Tel.03-5784-5951
https://www.sib.tv

 

 

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