S&Dセレクション

リコー環境事業開発センター

建物の一部にだまし絵ラッピング 地球環境問題への取り組みを訴求

2016年4月15日、静岡県御殿場市に(株)リコーの創立80周年の記念事業の一環として、新たな拠点「リコー 環境事業開発センター」が誕生。植物や動物をあしらっただまし絵をデザインすることで、環境問題への取り 組みを訴求する。


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環境経営へと発展させる 3つの機能が備わる施設

 長年、地球環境問題の解決に向けて「環境経営」に取り組んできたリコーは、さらなる発展のため、旧工場を再生し「リコー 環境事業開発センター」を設立した。
 同センターには、新規環境事業の創出、リユース・リサイクル技術の実践、そして、 環境活動の情報発信・コミュニケーションの3つの機能が備わっている。
 2016年10月には「リコー環境事業開発センターを中心としたリユース・リサイクル活動」が「平成28年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」(主催:リデュース・リユース・リサイクル推進協議会)において、最高賞にあたる内閣総理 大臣賞を受賞、同時にリコーの「トナーボトルの環境負荷低減活動」がリデュース・ リユース・リサイクル推進協議会会長賞を受賞した。
 「リコー環境事業開発センター」には、リユース・リサイクル活動の拠点となる環境棟がある。環境棟の壁面の一部には、白一色のシンプルな「RICOH」ロゴを引き立てるように、鮮やかな緑のツタがデザインさ れている。これはだまし絵になっており、 植物に混ざる動物やタイルの影も非常にリアルに表現されている。
 今までの環境経営にとらわれすぎない更なる活動を目指す、その象徴として驚きや発見を散りばめた手法を利用したという。 また、植物や動物といったモチーフを採用することで、環境問題への取り組みを訴求する。      

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■ 企画
(株)電通アドギア
■ 製作・施工
(株)電通テック
(株)ジェイエスピー

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