S&Dセレクション

大阪のシンボル 通天閣LED・ネオン広告

ライトアップバリエーションが6色からより多彩な12色へ。

(株)日立製作所は、通天閣観光(株)が運営する通天閣(大阪市浪速区)のLED・ネオン広告を全面的にリニュー アルし、2017 年2月10日(ツーテンの日)に点灯を開始した。

虹

 

 アナログ式大時計がLEDビジョンにリニューアル

 通天閣のネオン広告は、通天閣が再建された翌年の1957年7月より日立が掲出しており、約5年のサイクルでリニューアル※1している。今回で13回目を迎えるリニューアルでは、広告の文言を一新するとともに、季節感を演出し、地域のシンボルタワーとしての存在感を高めるため、ライトアップの色を従来の6色から、より多彩な12色へと増やし、1年を12色※2で表現。さらに、15分毎に、次々とライトアップの色が変化する時間を設け、より華やかに輝く通天閣を楽しむことができるようにした。

 また、約60年間使用してきたアナログ式の大時計をLEDビジョンにリニューアル。LEDビジョンでは、これまでに通天閣で使用してきた歴代時計の盤面デザイン (6種)を再現したものや、日本の季節を表現した動画ビジョンを映す予定だ。

 ※1 前回の2011年には、ネオン管の大部分をLEDに取り換えている。

 ※2 1月:アイスブルー(氷)、2月:レッド(椿)、3月:ピンク(桃)、4月:チェリーブロッサム(桜)、5月:ライトグリーン(若葉)、6月:グリーン(深緑)、7月:スカイブルー(空)、8月:ブルー(海)、9月:イエロー(銀杏)、10月:オレンジ(紅葉)、11月:パープル(秋桜)、12月:エメラルドグリーン(もみの木)

 

 季節感を演出する12色のライトアップバリエーション

 季節感を演出し、地域のシンボルタワーとしての存在感を高めるため、ライトアップの色を従来の6色から、より多彩な12色へと増やし、1年を12色で表現している。

ネオンとLEDを交互に点灯させて広告の文言を変化させる

 通天閣の広告面の規模(天気予報※3、大時計を除く)は、約H45m×W5.2m×4面。ネオン文字(メイン表示)とLED文字(サブ表示)が重って設置されており、それらを交互に点灯させて、掲出する広告の文言を変化させる仕様となっている。東面では 「HITACHI(」昼・夜可視)と「InspiretheNext(」夜のみ可視)、南面は「社会イノベーションの日立(」昼・夜可視)と「HITACHI」 (夜のみ可視)、北面では「社会に貢献する日立(」昼・夜可視)と「HITACHI(」夜のみ可視)のそれぞれ2パターンを掲出している。※4

 使用しているネオン管(天気予報※3、広告文字〈昼・夜可視部分〉の合計)は1,979本(改修前:1,940本)で、LED(大時計、広告文字〈夜のみ可視部分〉、ラインの合計)は32,579個(改修前:19,650個)、ライトアップ照明設備(フルカラーLED投光器)は30台×4カ所で合計120台(改修前:24台×4カ所合計96台)、電力容量は約5,700kWh/月(改修前:約5,500kWh/月)。

 ※3 通天閣のてっぺんの、まるいネオン。簡単な色の組み合わせで、明日の天気を知らせてくれる夜の空のシンボルとして親しまれている。

 ※4 西面は常時「通天閣」を表示。

アナログ式大時計がLEDビジョンにリニューアル

アナログ式の大時計がLEDビジョンにリニューアル。LEDビジョンでは、これまでに通天閣で使用してきた歴代時計の盤面デザイン(6種)を再現したものや、日本の季節を表現した動画ビジョンを映す予定だ。

 

約60年間使用されてきた歴代時計の盤面デザインを再現したビジョン(上)と、日本の季節を表現した動画ビジョン(下)。

さらに詳しい情報は月刊サイン&ディスプレイ2017年3月号で掲載しております。

問い合わせ

大阪クロード(株)
大阪府大阪市福島区海老江8-11-21
Tel.06-6451-1273 Fax.06-6458-2734
http://www.osaka-claude.co.jp

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