全国各地で桜が満開！ 桜で埋め尽くすラッピング広告

桜ラッピング広告が春を告げる 開花に合わせて全国11カ所で実施

アサヒビール（株）は、「アサヒスーパードライ」が30周年を迎え、新たな“飲用機会”と“飲用の場”の創出に取り組んでいる。その一環として、2017年3月18日より順次、全国11カ所で「アサヒスーパードライ スペシャルパッケージ」のラッピング広告を実施中だ。

福岡県福岡市 西鉄福岡（天神）駅

春ならではの“飲用の場”へ 桜ラッピングが導く

　「アサヒスーパードライ」発売30周年を迎えた2017年、アサヒビール（株）は、中長期スローガンに「乾杯! 心がつながるうまさを、ぞくぞくと。」を掲げて、新たな“飲用機会”と“飲用の場”の創出に取り組んでいる。 　この一環として、お花見の時期に合わせた“機会と場の創出”を目指し、店頭や食卓を華やかに彩る春限定の「アサヒスーパードライ スペシャルパッケージ」を、1月末から期間限定および完全予約受注制で順次発売している。 　さらに、桜の開花に合わせて、全国11カ所の、桜の名所に通じるターミナル駅や商業施設などの壁面・柱・天井・床などを桜で埋めつくすラッピング広告を展開。より多くの人々に桜の開花到来を伝えるとともに、春ならではの“飲用の場”であるお花見を積極的に楽しむ雰囲気づくりを進めている。

実施場所決定に半年以上

　　アサヒビールのマーケティング本部宣伝部担当課長 花田真志氏は以下のように語る。 　『2015年3月に、東京メトロ銀座線の上野駅構内で同じように桜で埋め尽くすラッピング広告を展開しました。この広告は、2016年に実施された「第54回JAA広告賞 -消費者が選んだ広告コンクール-」で屋外・交通広告部門の最高賞を受賞するなど、おかげさまで高い評価をいただきました。 　より多くの人々に桜の開花到来を伝えるとともに、春ならではの“飲用の場”である「お花見」をスーパードライと共に楽しんでいただくために、「アサヒスーパードライ」の発売30周年の本年、全国で展開していくことになりました。 　今回、広告を実施する駅や商業施設は、各地の桜の名所への動線であり、かつ、場所の特性上、お客様が多く滞留・通過する場所で、お客様との重要なタッチポイントです。活用の仕方によってはマスメディア以上の伝達力をもっているとも考えています。 　この企画は、2016年9月から場所選定および交渉を開始しましたが、通常は広告ではない場所がほとんどでしたので、交渉には非常に時間がかかりました。最終的に全11カ所の場所・企画の決定は2017年3月上旬までかかりました。広告を開発することの難しさを実感した業務でした。 　近年、お客様は日々多種多様な情報に触れ、情報に慣れきっていると言われて久しい中、付加価値のある情報を、お客様に自然な形でどのように伝えていくかが、企業の情報発信に求められています。 　そのような情報発信の実現には屋外交通広告は特に、「情緒性」、「人の共感」、「社会性」、「季節性」、「地域性」、「インパクト」の担保が大事なポイントになると考えます。この要素を満たす場所の選定・時期・クリエイティブにはこだわりました。 　今回は、お客様の「花見動線」を踏まえた場所の選定、過去の桜開花時期と本年の開花予想時期を調べあげた上での実施時期の決定、花見の時期にその場所を通るお客様の気持ちに寄り添ったクリエイティブには、かなりこだわりました』。