桜プロジェクト(株)が主催するプロジェクションマッピングイベント「はるか」は、東日本大震災の復興機運の風化防止を目的に、2013年から毎年東北地方で開催されている。8回目を迎える今回は、宮城県との共催、復興庁・名取市などによる後援のもと、宮城県で初開催された。
公演を広めるために行われたTwitter上での拡散企画では、詳細クリックやいいね・リツイートなどを含むエンゲージメントが約70万にものぼり多くの注目を集めていたが、荒天により中止となってしまった。そこで、桜プロジェクトは前日のプレスデーでの公演をオンライン配信。配信動画はアーカイブとして視聴可能だ。
配信にあたり、宮城県/村井知事(共催)・名取市/山田市長(後援)・積水ハウス/阿部会長(特別協賛)からのメッセージも公開された。
今回の「はるか」の舞台となったのは、2019年にオープンした「かわまちてらす閖上(宮城県名取市)」。ある女の子の一夜の物語を、全国初の川でのウォータープロジェクションマッピングと弾き語りLIVE、そしてダンスパフォーマンスを組み合わせた、ファンタジックな演出で水辺を彩った。
■ 配信はこちらから
「はるか2020」公式HP(http://f-sakuraproject.sakura.ne.jp/2020/)
▲ 会場・かわまちてらす閖上。
▲ 2013年から継続している「さくら」のモチーフ。
▲ 主演・アオイヤマダさんのパフォ-マンス。
▲ 宮城県村井知事からのメッセージ。
視聴者から寄せられたコメント(一例)
・たくさんの支援で支えられ助けてもらいながらの10年。一言では伝えきれないほどの感謝。
・1日を大切に出来る範囲で皆様からの支援に恩返しできれば。
・東京にいるとあまり実感が湧かないが、定期的にこういったイベントがあることで振り返ることが出来る。
・(今後の10年は)なんとなく過ごさないようにしたい。自分の命はすぐに亡くなる可能性もある。
・東日本大震災の時は千葉に居て帰宅困難者となりホテルの階段で一夜を過ごしました。しかしこの10年災害に対し特に何か行ったことは無く、何となく過ごしてきた気がします。
Twitterでの拡散キャンペーン「#Before10After10」
オンライン配信の拡散とともに、
・あの日から10年、そして次の10年に向け、2011年~2021年までに達成したこと
・2021年から2031年までの目標ツイート
を募集し、過去10年の復興の様子と、これまでさくらプロジェクトが実施してきたプロジェクションマッピングの映像を広告配信してオンライン配信動画のご紹介を行ったところ、詳細クリックやいいね・リツイートなどを含むエンゲージメントは約70万にのぼったという。
Twitterアカウント:@sakurapro_2020
開催概要
■ 出演者
アオイヤマダ/さのめいみ/はくいひかる
菊地陽哉/西垣沙綾/佐藤千夏/菅原千愛/小川内桜/大久凛花/佐藤心美/大久保愛結
■ 演奏
・清野雄翔(Pf)
・冨田千晴(Vc)
・島内晶子(Vl)
■ 監督紹介
上嶋萌〔(株)NHKエンタープライズ〕
演出家/クリエイティブディレクター
プロジェクションマッピング、高精細空間映像、インタラクティブコンテンツ、体験型展示などの企画演出を行う。六本木アートナイト「イマーシブシアター #透明人間」で街回遊型演劇を行うなど、物語+映像テクノロジー+空間を用いたエモーショナルな体験づくりを行っている。
8K×3D×interactive「カナシミの国のアリス」でグッドプラクティス・アワード受賞。
資生堂GIC・16K「Museum of Red」でルミエール・ジャパン・アワード特別賞受賞。
■ クリエイター紹介
・映像制作 稲葉 秀樹
・セットデザイン 遠藤 歩
・衣装デザイン 酒井 タケル
・ヘアメイク 橘 房図
・プロデューサー 片桐 耕平〔(株)NHKエンタープライズ〕<参考:開催概要>
■ 開催日時
2020年3月12日 プレスデー
■ 開催地
「かわまちてらす閖上」
宮城県名取市閖上1丁目(E-65街区1画地)
■ 主催
桜プロジェクト(株)
■ 共催
宮城県
■ 後援
名取市、復興庁、仙台商工会議所、国土交通省東北地方整備局 仙台河川国道事務所
■ 企画制作
株式会社NHKエンタープライズ
■ イベントページ
http://f-sakuraproject.sakura.ne.jp/2020/
■ 問合せ先
桜プロジェクト(株)
070-1317-9940
メール:info@f-sakuraproject.sakura.ne.jp