第23回文化庁メディア芸術祭は、日常生活の中でアート作品に触れる機会を創出するべく、メディア芸術祭の広報企画として、5つのプロジェクトを順次実施する。
▲ 参考画像(2020年5月、カナダ モントリオールにて投影)
▲ 参考画像(2020年5月、カナダ モントリオールにて投影)
日本初開催となる「MAPP_TOKYO」は、アーティストたちが表現する機会を街全体に拡げ、アートの力で社会と生活に希望を伝えるべく、東京・渋谷区を中心とした学校や美術館、区役所などの壁面に、プロジェクター搭載の自転車でマッピングアートを投影する。
「ART MEETS TOKYO」は、未来を担う学生や若手クリエイターに作品の発表の場を提供し、それぞれがパーソナルな作品を展示することで、感情を揺さぶるようなアートとの出会いの場を創出する。そして「Next World ExhiVision」では、「日本の街、そして社会を、アートの力で鮮やかに」をテーマに、東京、北海道など8都市全71か所(2020年8月31日現在)のデジタルサイネージにて、アートショーケースを開催する。
さらに、オンラインによる3つのトークイベントも実施。「ソウゾウするちから×メディア芸術」では、今回のメディア芸術祭受賞アーティストと、ものづくりを通じて社会を変化させ続けているパナソニックデザインセンターの若手デザイナーが、アイデアの作り方や社会の捉え方、今だからこそやるべきことなどを話し合う。
また、「PLAYING TOKYO」では、Rhizomatiks Architecture(ライゾマティクス・アーキテクチャー)の齋藤精一氏が若手クリエイターなどをゲストに迎え、様々な分野の「新人」は何を創造し、どのように作品を生み出し、どのように発信しているのか、その実態を語る2つのセッションを行うという。
「MAPP_TOKYO(マップ_トウキョウ)」
■ 概要
アーティストの表現の機会を公共空間である街の壁に拡げ、アートの力で社会と生活に希望を伝えるべく、プロジェクター搭載の自転車を使い、東京都内の街中を駆け巡る。人と人、人と街との繋がりを感覚的に想像できる瞬間を街中につくると同時に、鑑賞者の感性を刺激する。
■ 日程
2020年9月15日(火)19:30-21:30
18日(金)19:30-21:30
20日(日)19:30-21:30
■ 場所
渋谷区各所
※ 雨天時は天候により実施可否を判断
■ 企画・運営
MAPP_(マップ_)
【参加アーティスト】
MAPP_(マップ)
MAPP_は、POWER OF TRANSFORMATION(変える力/変わる力)をビジョンに掲げた、プロジェクションマッピングの概念を変えるアートプロジェクトを手がける集団。2016年カナダ モントリオールではじまり、に1度のマッピングフェスティバルの開催、また革新的でユニークなプロジェクションマッピングを通年行っている。
「ART MEETS TOKYO(アート ミーツ トウキョウ)」
■ 概要
これからの未来を担う現役学生や卒業して間もない若手クリエイターに、作品発表の機会を創り出すべく、美術館やギャラリーといった空間とは違う、日常的な空間で作品発表を行い、新しい発見と価値を創出する試み。日常が作品の力によって、ユニークなミュージアムへと変化する。コロナ禍にて、「人-モノとの距離をとる行為」を強いられる生活となる現在に、感情を揺さぶるようなアートと出会う機会を創リ出す。さらに、会場に行けない人も楽しめるよう、アート・コミュニティプラットホーム「ArtSticker(アートスティッカー)」上にも作品を掲載する。
■ 日程
2020年9月14日(月)~27日(日)
■ 会場
seauence MIYASHITA PARK 5F 「ドンシーレストラン&サカバ」
(東京都渋谷区神宮前6丁目20−10 MIYASHITA PARK North sequence MIYASHITA PARK 5F)
■ 企画・運営
The Chain Museum、ライゾマティクス・アーキテクチャー + デビッドワッツ
■ 企画協力
sequence MIYASHITAPARK、Dōngxī Restaurant & Sakaba
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)、武蔵野美術大学
■ メディアパートナー
ArtSticker(アートスティッカー)
■ 出展者
東弘一郎(あずまこういちろう)、志田菜穂美(しだなおみ)、武田萌花(たけだもか)、ホシバナ、松橋百葉(まつはしももは)
【参加アーティスト】
「Next World ExhiVision(ネクスト ワールド エキシビジョン)」
■ 概要
全国のデジタルサイネージを「アートを開放できる場所」として再定義し、社会に彩りを添えることを目的とした取り組み。普段は広告が配信されているデジタルサイネージに、メディアアートクリエイターによるアート作品が上映され、アートが街に溢れだす。
■ 日程
2020年9月19日(土)~27日(日)
■ 場所
8都市(東京、北海道、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、福岡)71か所(2020年8月31日現在)のデジタルサイネージ
■ 企画・運営
電通アイソバー(株)/(株)デビッドワッツ/(株)LIVE BOARD
■ 「Next World ExhiVision」詳細HP
https://www.next-world-exhivision.com/
※ 参加アーティストは後日サイトにて発表
「ソウゾウするちから × メディア芸術」
■ 概要
今年の「第23回文化庁メディア芸術祭」で受賞したアーティストと、ものづくりで社会を変化させ続けているパナソニックの若手クリエイターが「ソウゾウするちから」というレンズを通してこれからの種=アイディアの作り方、インスピレーション、社会の捉え方、今だからこそやるべきことなどを話し合うセッション。
■ 日程
2020年9月14日(月)19:30~21:30
■ 配信URL
■ 登壇者
石橋 友也(第23回文化庁メディア芸術祭 アート部門 優秀賞「between #4 Black Aura」)
細井 美裕(第23回文化庁メディア芸術祭 アート部門 新人賞「Lenna」)
東江 麻祐(パナソニック(株)デザイン本部 Future Life Factory)
柏原 貴之(パナソニック(株)コネクテッドソリューション社 メディアエンターテインメント事業部)
齋藤 精一(ファシリテーター/Rhizomatiks Architecture 主宰)
■ 企画・運営
パナソニック(株)/(株)ライゾマティクス/(株)デビッドワッツ
「PLAYING TOKYO(プレイング トウキョウ)」
■ 概要
Rhizomatiksが実施する「PLAYING TOKYO」。今回はメディア芸術祭の広報企画として展開、若手アーティストを招いてトークセッションが実施される。若手の才能が目まぐるしく出てくる今の時代、様々な分野の「新人」は何を創造し、どのように作品を作り、どのように発信しているのか。若手クリエイターのパワーの源を探るトークセッション。
■ 日程
2020年9月18日(金)20:00~22:00
25日(金)20:00~22:00
■ 配信URL
https://www.twitch.tv/rhizomatiks
■ 「PLAYING TOKYO」詳細HP
https://playing.super-flying.tokyo/
■ 登壇者(変更になる場合あり)
・9/18(金)
大瀧 篤(第23回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 新人賞「トントンボイス相撲」)
伊藤 敦志(第23回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞「大人になれば」)他、調整中
石原 航(ファシリテーター)
齋藤 精一(Rhizomatiks Architecture 主宰)
・9/25(金)
塚田 有那(ファシリテーター)、他調整中
齋藤 精一(Rhizomatiks Architecture 主宰)
■ 企画・運営
(株)ライゾマティクス/(株)デビッドワッツ
第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
■ 概要
世界107の国と地域から応募された3,566作品の中から、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4つの部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供する、メディア芸術の総合フェスティバル。
■ 開催期間
9月19日(土)~27日(日)
■ 会場
日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)
■ 主催
第23回文化庁メディア芸術祭実行委員会
■ 協力
日本科学未来館/東京都港湾局/東急プラザ銀座/(株)テクニカル・アート/パナソニック(株)/MAPP_/ The Chain Museum/電通アイソバー(株)/(株)ライゾマティクス/ライゾマティクス・アーキテクチャー /(株)LIVE BOARD/(株)ビームス/(株)ウェルカム
■ サテライト会場
CINEMA Chupki TABATA
※ メディア芸術祭のプログラム上映の鑑賞は無料(予約制)。
詳細は http://chupki.jpn.org まで。
■ 協賛事業
東京都現代美術館企画展「おさなごころを、きみに」〔(公財)東京都歴史文化財団 東京都現代美術館〕/インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル(ICAF)〔インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル実行委員会〕/世田谷文学館企画展「安野モヨコ展 ANNORMAL」〔(公社)せたがや文化財団 世田谷文学館〕/日本博京都府域展開アート・プロジェクト「もうひとつの京都-光のアトリエ-」〔京都府〕/コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2020(CEDEC2020)〔(一社)コンピュータエンターテインメント協会〕/東京ゲームショウ2020オンライン〔(一社)コンピュータエンターテインメント協会〕/日本ゲーム大賞2020〔Japan Game Awards 2020〕〔(一社)コンピュータエンターテインメント協会〕/cinéma bird in 東京 2020〔cinéma bird 実行委員会〕
■ 文化庁メディア芸術祭公式ウェブサイト