JR東日本スタートアップ(株)と、(株)ヘラルボニーは、2019年12月27日(金)より約2ヶ月間、知的障害や身体障害のある人が描くアート作品で東京都武蔵野市の吉祥寺駅をラッピングする「ステーションミュージアム吉祥寺」を開催する。
▲ 吉祥寺駅ラッピングイメージ
今回の吉祥寺駅での取り組みは、ヘラルボニーとJR東日本スタートアップが本年度各地で展開していく地域福祉連動型・社会貢献型実証実験の第一弾となる。
吉祥寺駅のラッピング素材となるアート作品は、武蔵野アール・ブリュット実行委員会、 武蔵野市及び公益財団法人武蔵野文化事業団が主催するアート展「武蔵野アール・ブリュット」参加メンバーならびに社会福祉法人武蔵野の協力のもと実施された、駅をラッピングするためのアート作品の作成に向けたワークショップで制作された。ワークショップには、イラストレーターの小池アミイゴ氏とクリエイティブチームのPaper Paradeによるディレクションのもと、地域在住のおよそ50名が参加した。
地域と福祉、アートを掛け合わせ、駅をミュージアム化することで、福祉の可能性や価値、駅の新しい魅力の創出を目指すという。
また、ヘラルボニーとJR東日本グループは「福祉アート作品を活用した駅ミュージアムとアップサイクル(再利用)化の実現」と題して、知的障害のあるアーティストの作品を、JR東日本グループ内の工事現場などで使用する横断幕や防音シートにプリントし、使用後にバッグや小物等にアップサイクル(再利用)して商品化するなど、福祉、アート、駅を組み合わせた新たな価値創出について検証する社会貢献型実証実験なども今後計画している。
▲ アップサイクル(再利用)商品化イメージ
【「ステーションミュージアム吉祥寺」概要】
■ 実施期間
2019年12月27日(金)から2020年2月末 ※予定
■ 実施場所
JR吉祥寺駅(東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目)
■ 実施箇所
構内南北自由通路(はなこみち)吹き抜け部分と柱10本に装飾予定