シャープ(株)は、(株)NTTドコモ(本社:東京都千代田区)および福島県会津若松市(市長:室井 照平)と連携し、第5世代移動体通信方式(以下、5G)により8Kの高精細映像をライブ伝送する実証試験(※)に成功した。
▲ “会津絵ろうそくまつり”の様子。
同実証試験は、2月8日に福島県会津若松市にて開催された“会津絵ろうそくまつり”のメイン会場の一つである、鶴ヶ城公園において実施された。数千本のろうそくの明かりで彩られた本丸内の祭りの様子を、約26mの高さに位置する鶴ヶ城の天守閣第四層より、当社製8Kカムコーダー<8C-B60A>で撮影。鶴ヶ城付近に構築した5G通信ネットワークを用い、撮影した映像を地上の祭り会場に設置した同社製8K映像モニター<LV-70002>へライブ伝送した。
祭り会場での絵ろうそくの揺らめく光と、天守閣から祭りを俯瞰した臨場感ある高精細8K映像という2つの視点での幻想的な風景を、同時に楽しめる展開となった。
【実証試験の概要】
■ 実施日
2019年2月8日
■ 場所
福島県会津若松市 鶴ヶ城公園
■ 使用周波数
28GHz帯
■ 配信プロトコル
HLS(HTTP Live Streaming)
■ 使用機器(同社製品)
8Kカムコーダー<8C-B60A>、70V型8K映像モニター<LV-70002>
その他、8K映像エンコーダー、デコーダーなどを同社より提供
※ 同実証試験は、NTTドコモが実施主体として総務省より請け負った、平成30年度「屋外において平均4-8Gbpsの超高速通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討の請負」の一部として実施した。