▲ 大判インクジェットプリンターからの出力のイメージ図 *画像は ” imagePROGRAF TX-4000”
キヤノンは、ラミネートフィルムで加工をすることなく、最長6カ月相当の屋外使用が可能な“耐水ポスター合成紙(マット)糊付き”を3月15日より発売する。
“耐水ポスター合成紙(マット)糊付き“は、独自の材料技術により、耐水性と耐光性に優れたポスター用紙。ポスターを屋外掲示する際、一般的には、ポスター用紙にラミネート加工を施し、裏面の糊付けや貼るための専門的な施工作業が必要とされることが多い中、同耐水紙は、ラミネート加工なく屋外掲示が可能だ。さらに、糊付き面に気泡抜き溝などの工夫を施すことで、専門的なスキルがなくても簡単かつきれいに貼ることができる。
また、スーパーの特売ポスターや季節ごとに替わるレストランメニュー、映画の告知ポスターなど、屋外掲示用ポスターを頻繁に貼り替える場合では、手軽に大判インクジェットプリンターでポスターを内製し、容易に貼ることができる。
簡単に屋外掲示用の大判ポスターが作成できるため、近年、広がりを見せている工事壁などを利用したウォールギャラリーや、大型ポスターで街中を装飾する「シティドレッシング」への活用にも期待できる。
■ 耐候性に優れ高発色な屋外掲示が可能
インク受容層のバインダー樹脂として、水に溶けにくい樹脂を採用することで、インク受容層の耐水性を大幅に向上。また、太陽光に含まれる紫外線をインク受容層が防ぐことで、インク受容層内部に浸透した顔料インクと基材を光劣化から守る。こうした独自の材料技術により、優れた耐水性と耐光性を実現し、光や水の影響による色あせを抑制する。
■ 貼りやすく視認性に優れたポスター作成が可能
接着面に斜めに交差する細かな溝を形成。その溝に沿って、ポスター貼付時に発生する気泡を外へ抜くことができるため、簡単かつきれいに貼ることができる。遮光性のあるグレー糊を採用し、すでに貼ってあるポスターの上に重ねて貼る場合でも、新たに貼るポスターの文字や色を適切に表示でき、同じ場所へのポスター掲示が容易にできる。
■ ラミネート加工無しでの屋外掲示比較
耐水ポスター合成紙やインクジェット半光沢紙を南向きに設置し、覆いなく露天にさらす実験を実施。以下は、初期から4ヵ月後までの屋外掲示比較。