2017年4月20日、東京・銀座にエリア最大級の商業施設「GINZA SIX」がオープン。チームラボ(株)は、同施設の壁面(リビングウォール)に、高さ約12mのデジタルアート作品「Universe of Water Particles on the Living Wall」を常設展示する。
岩には、植栽された対面の壁の植物と同じ種類の植物が生えている。そして、日々の日没とともに、様子を変える。
仮想の三次元空間に岩を立体的につくり、その岩に水を落下させる。
水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している。滝を物理的な水の運動シミュレーションとして構築している。
そして、全体の水の粒子の中からランダムで選んだ0.1%の水の粒子の挙動によって、空間上に線を描く。その線の集合で滝を描いている。
つまり、無数の線の裏側には、その1000倍もの水の粒子が存在し、それら全体の相互作用によって、線の曲線が決定している。
三次元空間上に立体的に描かれた滝を、我々が考える「超主観空間」によって映像作品にしている。