S&Dセレクション

〈2021.1.13〉オーダーメイドの金属建材を“体感”するショールーム|菊川工業(株)「Studio K+」

▲ 「Studio K+」の入り口には、象徴的な「銅門(あかがねもん)」。直径1,400mmのお椀は、アルミ金物に着色を施したもの。中心には、丹銅の丸棒を20本組み合わせて製作された2本ハンドルが取り付けられている。

 

 

オーダーメイドの金属建材製作

 

 

 1933年創業の菊川工業(株)(本社:東京都墨田区)は、オーダーメイドで金属の内外装造形の設計・製造・施工、仕上げや技術の開発まで、金属を用いたあらゆる建材づくりを行っている。同社が開発・製造する金属は世界中の建築物に用いられておりオフィスビルやテレビ局本社、ブランドショップ、美術館、教育施設、宗教施設など幅広い。案件ごとに顧客の望むデザインの要望に沿ってオーダーメイドの金属建材を製作している。

 

 

工場に併設されたショールーム「Studio K+」

 

 

 これまで菊川工業が培ってきた金属の加工技術は、千葉県白井市のショールーム機能を備えたサンプル室「Studio K+」で体感することができる。同サンプル室は工場「キクカワテクノプラザ」に併設されているため、職人との距離が近くスムースなデザイン・製作検討が可能。サンプル室の扉や棚だけでなく、これまでの施工事例や技術サンプル、新規開発した金属建材から、同社の高い加工技術を知ることができる。

 

 

 

▲ 新作や試作品、話題の仕上げサンプルが多数展示されている。

 

 

ショールームのWEB版がオープン

 

 

 9月23日には「Studio K+」を紹介するWEBショールームがオープン。コロナ禍によりサンプル室への訪問が難しい場合でも同社の豊富な展示サンプルの画像や動画、使用例をウェブサイト上でも見ることができる。

 金属にはアルミ、ステンレススチール、ブロンズなど様々な種類があり適所が異なる。菊川工業の「Studio K+」またはWEBショールームで理想の金属やデザインを探してみてはどうだろうか。

 

 

FOCUS

加工性・耐食性の高い銅合金

 

 加工性・耐食性の高い銅合金は、多種多様な用途に用いられる。他の金属に比べると比較的重い素材ではあるが、銅合金の持つ上品な印象から、内装においてはパネル、建具、見切り、飾り金物などアクセントとして導入されることが多い。

 菊川工業では4種類のブロンズ材を用意しており、顧客のイメージする空間の色調や予算に沿って設計していく。「Studio K+」には仕上げサンプルを豊富に展開。同じブロンズでも表情の違いを実感することができる。

 

 

▲ 「Studio K+」では、サンプルを実際に見ながら研磨の種類や仕上げを比較検討することができる。銅の含有率が高ければ高いほど柔らかく、赤みを帯びた色になる。

▲ サンプル例の一部。

 

 

菊川工業株式会社

本社 KIKUKAWAグループ東京オフィス

〒130-0024

東京都墨田区菊川2-18-12

TEL. 03-3634-3231

https://www.kikukawa.com/

 

キクカワテクノプラザ(工場)/Studio K+(ショールーム)

〒270-1406

千葉県白井市中98-15

TEL. 047-492-3411

https://www.kikukawa.com/studio-k/sample-list/

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