イメージ・マジック“新製品内覧会”開催、
「DTTS-602」「DTTS-CT60」初披露。
(株)イメージ・マジックは2023年4月13日・14日の2日間、東京・五反田のTOC展示会場において、DTF(Direct To Film)プリンターの新機種「TransJet DTTS-602シリーズ(以下、DTTS-602)」とDTF用カッティングマシン「TransJet DTTS-CT60(以下、DTTS-CT60)」のお披露目内覧会を開催。約20社が来場し、新製品の特長を間近で確認していた。
▲ プリント工場などに適した、DTFプリンターの高生産性・超高速ハイグレードモデル「TransJet DTTS-602シリーズ」。インクは、インク詰まりを解消した真空アルミパウチ式を採用。
シリーズ史上最速機と
DTFプリンター専用設計の
フラットベッド型カッティングマシン
DTFプリンターは、インクジェット印刷と転写用バインダー塗布を同時に行えるのが大きな特徴。グラフィックデータを転写用のシートへ出力後、プリント面にホットメルトパウダー加工を施し、熱処理を経て自動で巻き取り。カットしたプリント紙を圧着機でTシャツなどに転写すれば、たちまちオリジナルグッズが完成、といった具合だ。テキスタイル・アパレル業界を中心に普及が進む、今最も注目されているプリンターと言ってもよいだろう。
同社ではこれまで、標準モデルの「TransJet DTTS-600シリーズ(以下、DTTS-600)」と省スペース対応モデルの「TransJet DTTS-300シリーズ」を販売しているが、今回披露されたDTTS-602は、プリント工場などに適した、高生産性・超高速ハイグレードモデルだ。4つのヘッドを搭載しており、生産性はDTTS-600の約2倍になっている。内覧会ではデモンストレーションを見た来場者が、その印刷速度に驚いている様子だった。
インクは既存機種と同様に、白インク搭載機で起こりがちなインク詰まりを解消した真空アルミパウチ式を採用。また、既存機種では別売りだった吸煙機(※)が最初から内蔵されている。
(※)バインダー付きの印刷済みフィルムがヒートトンネルを通る際に発生する煙を吸い込み、軽減する機械。
▲ DTFプリンター専用に設計されたカッティングマシン「TransJet DTTS-CT60」。フラットベッドタイプでは珍しいロールタイプで、手間のかかるシートカットを自動化できる。操作パネルを使って直感的に操作可能なのも魅力だ。
そして、もうひとつの新製品「DTTS-CT60」は、手作業でのシートカットを自動化するDTFプリンター専用のカッティングマシン。フラットベッドタイプのカッティングマシンでロールの付いた機種は珍しく、作業を途中で止めることなく、カットを続けられる優れものだ。ワークサイズは最大610mm×900mm。
なお、「DTTS-602」「DTTS-CT60」ともに受注を開始しており、同年5月下旬より出荷を開始する予定だ。
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