S&Dセレクション

〈2023.3.10〉第7回 KeePerコーティング ユーザーリポート(ハヤブサ サイン)

『看板をつけたら終わりではなく、
長く綺麗に使っていただきたい』

インクジェット出力から看板製作・施工まで行うハヤブサ サイン。看板屋として、2013年に現在と同じ兵庫県尼崎市で創業した同社は、今年10周年を迎える。第7回目となる今回のユーザーリポートでは、ハヤブサ サイン代表の平瀬靖隆氏に取材した。

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▲ ハヤブサ サイン代表の平瀬靖隆氏。

 

▲ 自社の看板へのキーパーコーティング施工の様子。専用のスポンジを使ってコーティングした後は、タオルで拭いて馴染ませたら施工完了。

 

 

雨天時のシート貼替作業で
コーティングの効果発揮

 

 ハヤブサ サインでは現在、平瀬氏が一人親方として看板製作業に従事している。『従業員は私一人だけですが、知り合いの職人さんにも手伝っていただいているので問題なく仕事ができています。また、インクジェットプリンターやシートも自社で所有していますので、自分で出力して取り付けに行ったりもしています。FF看板を本体から製作することもありますよ』。
 平瀬氏が初めてキーパーコーティングを使用したのが約2年前。当時のことを『本当に汚れが付かなかったんです。すぐにその違いがわかりました』と話している。

 綺麗を維持できるのが特長のキーパーコーティングだが、平瀬氏は他にも驚かされたことがあったという。『店舗などの独立看板の中は、排気ガスなどで汚れがひどく、雨の日の施工はかなり大変な作業になります。実際に、雨の日に既存看板のシートを貼り替えなければならないことがあったのですが、キーパーコーティングを施していると、これが全く気にならないんです。汚れが垂れてもワイパーなどで簡単に落ちますし、垂れてくるサビもワイパーでサッとやるだけで綺麗になります。以前は汚れの跡が付くなどしていたのですが、これはスゴいなと思いました。看板の施工が楽になりましたね』。
 キーパーコーティングの特長として、これまでは施工後の見た目の変化に注目しがちだったが、看板の施工時にも効果を発揮するというのは、現場で働く人ならではの新たな気づきだろう。

 

▲ 比較検証のため、キーパーコーティングを施したハヤブサ サインの事務所のポスト。コーティングしたのは右半分のみで、汚れのついた左半分との差がはっきりとわかる。

 

 

鏡面へのコーティングも可能

 

 平瀬氏はこれまでに、FFシートやアクリル板だけでなく、ステレンセスなど鏡面にもキーパーコーティングを試したそうだ。
 『ステンラスなどは指紋が付くと、なかなか取れません。伸びて広がってしまいます。それもコーティングすることで、軽く拭くだけで綺麗になります。当時は私もまだキーパーコーティングを使い始めたばかりだったので、いろいろ試しながらその特徴を確認していました。結果、金属系のものにも使えるとわかりました』。
 1年前にキーパーコーティングを施した、病院のアクリル製の自立看板は現在も綺麗な状態を維持している。

 

 

▲ ハヤブサ サインの平瀬氏と実績豊富な宮下雄一氏(写真)との連携作業により、シートへのコーティングを効率よくこなす。

 

 

焼肉チェーン31店舗の看板に
キーパーコーティング施工

 

 ハヤブサ サインでは昨年、焼肉チェーン15店舗の自立看板(両面)にキーパーコーティングを施している。看板のサイズは1面あたり約20㎡(両面で40㎡)。そして今年、さらに16店舗にコーティングすることが決まったという。『焼肉屋さんの社長が看板を見て、「汚すぎないか?」と指摘したのがきっかけだったようです。板面はFFシートなのですが、これが劣化してくると粉を吹いて汚れが目立つんです。それで、今回追加でコーティングすることになりました』。

 平瀬氏にコーティング後の状況を確認すると、以下の回答があった。
 『施工してまだ日が浅いので、耐久性についてはわかりませんが、コーティングされているというのははっきりとわかります。やはり塗っていると汚れが目立ちません。艶が出てしまうのでは?と言われることもありますが、マットがグロスになるということはないです。少し色が濃くなるくらいで、特に気にならないですし、お客様から指摘されたこともありません』。

 さらにキーパーコーティングのスプレータイプがあったら施工速度も上がるのでは?と質問すると、『前面がツルツルのところならそれも良いと思います。ただ、そんなものはなかなかない。自分で塗り込んだほうが確実です。それに、素材によってコーティングの吸い込み方が違うので、素材に合わせて量も変えなくてはいけません。FFなどは吸ってしまうので、アクリルや樹脂系のものにコーティングするときとは、使う量が違うんです。スプレーだとその辺りの調整が難しいので、今は塗って拭き取るという作業がベストなのかなと思っています』と平瀬氏。

 続けて、『看板をつけたら終わりではなく、その看板を長く綺麗に使っていただきたいと私は思っています。コーティングを始めたのもそんな私自身の理想がきっかけです。そんなことしたら、シートの交換頻度が減って、仕事も減ってしまうのでは?と言われることもありますが、綺麗な看板を増やして「うちの看板もコーティングしてほしい」というお客様を増やしていけばよいと思います』と語ってくれた。


【問い合わせ】
ハヤブサ サイン
兵庫県尼崎市水堂町4-18-14
Tel.090-6067-5414 Fax.06-4977-5051
E-mail:hayabusasign@yahoo.co.jp

KeePer技研(株)
愛知県大府市吉川町4-17
Tel.0120-517-158
https://www.keepercoating.jp/corp/

 

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