普段、車への施工を行っているから分かる
看板コーティングの真意。
サービスステーション(以下SS)を全国に319店舗(内52店舗は高速道路SA、2022年11月30日現在)展開する(株)ENEOSウイング(本社:名古屋市中区)。同社では一般道沿いの267店舗全店と一部SA内の店舗で自動車への「キーパーコーティング」施工〔開発・販売はKeePer技研(株)〕を行っている。第4回目となる今回のユーザーリポートでは、ENEOSウイングが看板コーティングをどのように捉えているのか、同社のSS販売課長である松本敏樹氏に訊いた。
▲ (株)ENEOSウイング SS販売本部 SS販売部 SS販売課長の松本敏樹氏。
カーコーティング施工の反響から手応えを感じている
ENEOSウイングのキーパーコーティング部門では、KeePer技研主催のキーパー選手権に参加。同社のコーティング技術力を支えているのがこのコンテストであり、2019年8月に開催された5,000店以上が参加するキーパー選手権においては、100位以内に80店舗を送り込み、その技術力を証明した。
また、スタッフの技術力・商品知識力を高めるために、KeePer技研が展開するキーパー資格の取得や技術研修受講を推し進め、日々、それらに磨きをかけている。
ENEOSウイングでは、ボディ・塗装の綺麗な状態を長く維持し洗車回数を減らし、コーティング後の手入れも楽になることから、自動車へのキーパーコーティングを勧めているという。同社スタッフも『施工前に比べ施工後はボディの艶が出て、くすみも消えてすごいと喜びの声を聞くことが多く、新車施工でもこんなに変わるのかと喜んでいただいています。雨の日が楽しみという声もいただきました』と普段のキーパーコーティング施工で手応えを感じているようだ。
▲ 栗東ひがしTS
雨の時などの水弾きもすごく、綺麗を維持できている
ENEOSウイングは、綺麗が長続きすることでクリーニングのサイクルを延ばせることから、同社が運営するSSの内5店舗(※)の看板にキーパーコーティングを施している(施工は朝日エティック及びKeePer技研)。普段は自らが「キーパーコーティング」を扱っているため、その効果についても熟知している同社だが、『施工してまだ半年と間もないため、しっかりとした効果検証はできていませんが、雨の時などの水弾きもすごく、綺麗を維持できていると感じています』と、看板でも自動車同様の効果が発揮されていることに満足しているようだ。
また、キーパーコーティングの施工業者に期待することについて尋ねると、『半年後、一年後の清掃や状態確認など、施工後のアフターフォローをお願いしたいです。それと自動車の場合ですと、保証期間が書かれた施工証明書を発行しており、期間内であれば、事故などが起きてしまった場合にも保険対応が可能です。看板も同様に、万が一何かがあったときに再施工ができるような証明書があったらいいなと思います』と松本氏は話していた。
(※)Dr.Drive横浜港北インターTS、亀山TS、栗東ひがしTS、鈴鹿TS、富士インターTS。2022年11月30日現在。
▲ 栗東ひがしTS
▲ 鈴鹿TS
今後は塗装看板へのコーティングも検討したい
ENEOSウイングが運営するSSには、塗装による看板も多いという。これについて松本氏は『今後は直塗りの看板にキーパーコーティングを施した時に、どのような仕上がりになるのかを確認してみたいと思っています。塗装による看板は設置からかなりの年数が経っており、汚れも目立ちます。高所のため、なかなか清掃もできないというのが現状で、もちろん安全点検はやっているのですが、その時に綺麗にするかと言われたらそうでもありません。このような年数が経った塗装看板でも、通常の看板のように綺麗が持続するのであれば、現在検証を続けている通常の看板とあわせて、看板コーティングを進めていきたいです。施工後のアフターフォローのなかで効果が出ていることがわかれば、より進めやすくなりますし、メインの看板以外にもコーティングを施すことを検討したいです。新しい店舗などでは、初めから看板にコーティングを施しておくというのもありかなと思っています』と語っている。
看板コーティングは安全点検時、もしくは設置前に行うことが理想だ。このタイミングでの施工が当たり前になってくれば、普及の速度は速まるだろう。
【問い合わせ】
(株)ENEOSウイング
名古屋市中区栄3-6-1
Tel.052-269-3210
https://www.eneos-wing.co.jp/
【問い合わせ】
KeePer技研(株)
愛知県大府市吉川町4-17
Tel.0120-517-158
https://www.keepercoating.jp/corp/