ニュースリリース

〈2022.8.16〉「現代の水産業のリアルな姿と魅力」を伝える写真素材が販売開始

若手漁師集団ならではの視点で切り取られた
リアルな「水産業」の世界。

 

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 ピクスタ(株)が運営する写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」は、(一社)フィッシャーマン・ジャパンと共に、水産業のイメージを変えるべく、実際に水産業に携わる方々の働く姿や彼らしか知らない海産物の真の姿と魅力、消費者が知らない加工工程など「現代の水産業のリアルな姿」をドラマチックかつダイナミックに切り取ったストックフォト(写真素材)約50点の販売を開始した。

 

 

「イメージ画像」ではない、魅力的な世界の発信。

 

 今回販売開始になる写真素材は、「水産業のイメージを変える」ことを目的に、フィッシャーマン・ジャパンとPIXTAによる共同プロジェクトによって制作されたもの。いずれも実際のフィッシャーマン(水産業に携わる人々)にしか撮影できない写真で、海や海産物、そして漁師を始めとした水産業に就労する人々への、深い理解と愛情があってはじめて切り取られる姿や瞬間が収められている。瑞々しく、ダイナミックに、ドラマチックに切り取られた写真からは、従来の平坦なイメージを超えたドキュメンタリー的な息遣いと感情が伝わる。
 同素材は、子供向けの学習図書や水産業関連企業の広告、海や海産物をテーマにしたコラム記事などに使用されることを想定している。数多くの「イメージ画像」の中で、よりリアルに「漁師だけが見ている魅力的な光景」を選択できるようになることで、少しずつ水産業のイメージを変えていくことを目指すという。
 今回の共同プロジェクトで継続的に生み出されるストックフォトの売上は、担い手の勉強会や若手漁師の漁具の購入など、未来のフィッシャーマンを育てる各種取り組みに活用する予定だ。

 

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イメージアップで若手従事者の増加を狙う

 

 こうした取り組みの背景には、水産業へのイメージアップの狙いがある。
 海外では水産業における現代奴隷の存在が明らかになるなど、水産業の就労にはつらく過酷なイメージが少なくない。水産庁の発表によると、漁業就業者は平成期を通して一貫して減少傾向にあり、昭和63(1988)年から平成30(2018)年までの30年間で61%減少。また、65歳以上の割合も一貫して増加傾向にある。
 国内の水産業の担い手不足が深刻化している中、国内の水産業を持続可能なものにしていくためにも従来のイメージを払拭し、現代にふさわしい今の水産業のリアルな姿を伝えていくことを目標とした。
 水産業のイメージを「カッコよく・稼げる・革新的」な「新3K」に変え、水産業の持続可能な未来を形を描こうと活動するフィッシャーマン・ジャパンの活動と想いに共感した同社が、現代の「カッコイイ水産業」の姿をストックフォトとして社会に流通させることで、既存のイメージとは異なる、現在の水産業の姿を社会に伝えようと、ストックフォトを制作することになったという。
 ストックフォトを通じて現代の水産業の姿を流通させることで、人々のイメージが変わり、多くの人が水産業に興味を持ち、ゆくゆくは水産業の就労人数を増加させることを目指しているという。
 今回販売開始するのは約50点だが、1年以内には200点にまで増やしていく予定だ。

 

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