S&Dセレクション

話題の映像演出空間 〜Space Player LAB〜

スペースプレーヤーによる演出が最も体感できる場所。

 

パナソニックが空間演出のために開発したスポットライト型プロジェクター「Space Player®(スペースプレーヤー)」。同製品を体感できる場として、2016年4月にオープン、2017年10月には二度目の改装を行ったショウルーム「Space Player LAB」を紹介する。

▲ 「エントランス」「キッズブース」「和ブース」「カフェブース」などコーナー分けされたフロア内には、約60台ものスペースプレーヤーが設置されており、用途に合わせて様々な映像空間演出を見ることができる。

 

 

映像による効果的な空間演出を提案


 スペースプレーヤーは、照明と映像が融合する新しい製品。商業施設、ショウルーム、飲食店、美術館、博物館、学校など様々な分野で採用されている。
 Space Player LAB は2016年10月、2,000 lmタイプの機種が発売されたタイミングで改装、さらに2017年10月には二度目の改装を実施。「エントランス」「キッズブース」「和ブース」「カフェブース」などコーナー分けされたフロア内で展示内容を変えながら、店舗(施主)や内装設計および映像制作関係者に、映像による効果的な空間演出の提案を行っている。

 

何に映すかが大きなポイント


 『空間演出を考える上で、何を映すかということはもちろん大事なのですが、何に映すかというのが大きなポイントになります』と話すのは、パナソニック(株)エコソリューションズ社でスペースプレーヤーを担当する山下昌巳氏。例えば、床面やテーブル、鏡に囲まれた場所に映すなど、工夫次第で空間演出の幅は如何にでも広がるという。
 Space Player LAB内で最もインパクトのある演出が、スペースプレーヤーと合わせ鏡を使った“ダイナミック演出”だ。狭い空間を如何に広く見せるかというコンセプトのもと、ここでは合計7台のスペースプレーヤー(すべて2,000 lmタイプ)を連動させ、滝や宇宙、砂浜などの映像を投映。奥行きが感じられる空間をつくりだしている。
 また、何に映すかというところで、「カフェブース」では、パナソニックのグループ企業であるケイミュー(株)が開発した、コーヒー豆かすなどを使ったリサイクル内装ボード「SOLIDO typeF coffee」に投映している。この内装材には独特の素材感があり、特に白が映えるという。


スケジュール機能やリア/フロントモード搭載

 スペースプレーヤーは、スケジュールを組むことができる。SDカードの中にスケジュールを入れておくことで、同機はそのスケジュール通りに動く。複数台をLANケーブルで繋げると、時間をピタッと合わせる機能も搭載されているので、すべてのスペースプレーヤーが綺麗に連動し、映像がズレることなく投映できる。
 「カフェブース」では、壁やテーブル、アクリルパネル(プロジェクションフィルム貼付)に対し、合計5台のスペースプレーヤーを連動させ、全機があらかじめ組み込んでおいたスケジュール通りに映像を投映。この機能をわかりやすく紹介している。もちろん、ボタンひとつでコンテンツを切り替えることもできる。
 また、半透明なパネルに映すことで、両側から見られるような演出も可能だ。これもリモコンで瞬時に、リアモードとフロントモードを切り替えられるようになっているので、それぞれ見え方の違いを確認してほしい。
 さらに、スペースプレーヤーをセンサーと組み合わせることで、インタラクティブ効果を加えられる。例えば、バーのカウンターなどでグラスを置くと、そこから映像が広がっていくというようなサプライズ演出も簡単に実現できる。



動くはずのない本が自動的に動き出す、ウェルカムボードの役割も果たすエントランスでの演出。

様々な方向に投映できるスペースプレーヤーの機能を使って床面を演出。鯉が泳ぐ方向へと来館者を誘う誘導サインを兼ねている。

癒し効果が高まる木漏れ日のような映像演出。また、写真や本にキャラクターを投映するなど、非常に面白い演出となっている。

ポスターの絵柄が変わるマジックのような演出。ただポスターを貼っておくだけよりも演出効果はかなり高い。

壁面のモニュメントにプロジェクションマッピング。左右の映像は連動しており、ボールが右から左のモニュメントに移るような演出も。

コーヒー豆などが練り込まれたリサイクル内装ボード「SOLIDO」に投映。通常は何もない壁に映像が浮かび上がる。

スペースプレーヤーと合わせ鏡を使った“ダイナミック演出”。ここでは合計7台を連動させ、滝や宇宙、砂浜などの映像を映し出している。

ロゴに映像を映し出す“ロゴマッピング”。凹凸のあるロゴを製作し、そこにプロジェクションマッピングすることで、ロゴが動いたり、浮かび上がるようなインパクトある演出が実現する。

スペースプレーヤーとセンサー、PCを組み合わせたインタラクティブな演出。ピアノの鍵盤(映像)に乗ると光って音が出て、その音に合わせて壁にはキャラクターが映し出される。

障子に投映することで、少し柔らかみのある映像に変わる。また、障子の中で完結させるのではなく、例えば、花びらが障子の外に飛び出してくるような演出も面白い。

(11)バーのカウンターなどでグラスを置くと、グラスから映像が広がっていくといったインタラクティブなサプライズ演出を提案。



【担当者のコメント】

 Space Player LABは、スペースプレーヤーによる演出をもっとも体感できる場所です。空間に映像を取り入れることで、より魅力的な演出ができます。ラボでは専門スタッフが、今までにないワクワクする空間、今よりお客様が来たくなる空間づくりのお手伝いをいたします。是非、お越しいただき、スペースプレーヤーによる演出をご体感ください。

 

【所在地】

〒140-0002
東京都品川区東品川1-3-12 パナソニック東品川ビル1F
パナソニック(株)エコソリューションズ社

〈電車のアクセス〉
・りんかい線…天王洲アイル駅「B出口」より徒歩7分
・東京モノレール…天王洲アイル駅「南口」より徒歩8分
・京浜急行…北品川駅より徒歩8分
・JR/京浜急行…品川駅「港南口」より徒歩15分

 

【問い合わせ】

Tel.06-6906-0166〈完全予約制〉
http://www2.panasonic.biz/es/lighting/shop/spaceplayer/splab/

 

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