デジタルサイネージ トレンド

〈2020.5.13〉ビズライト・テクノロジー、小売店舗での三密回避による来店客と従業員の生命を守るために AIで入店者数を制御する案内ディスプレイの提供開始

 株式会社ビズライト・テクノロジーは、スーパーマーケットなどを運営する宍倉株式会社の協力のもと、小売店舗での3密(密閉・密集・密接)を防ぐため、AIで混雑状況を掲出し、入店者数を制御するデジタルサイネージシステムの提供を開始した。

 

 

 

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▲ 設置写真1

 

 

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ステイホームが浸透する一方で、生活インフラであるスーパーなどの小売店では買い物客が増えてる。これらの店舗では、混雑時には従業員が店内に人が入りすぎないように案内するなど、3密回避の取り組みを行っている。しかし、こうした案内は従業員に高いリスクを強いる可能性がある。

 

 そこでビズライト・テクノロジーは、買い物客と従業員の生命を守るために、AIセンシングによって店内の混雑状況を入り口のディスプレイにリアルタイム表示し、入店者数を制御する仕組みを構築した。これにより店内の3密回避を行い感染リスクの低減を図る。また混雑状況は来店前にWEBでも確認することができる。

 

 導入の第一弾は、宍倉が運営しているスーパーマーケット「フードランド レオ 誉田店(千葉市緑区)」で開始する。

導入は次の2段階で進めていくという。

 

 

■ 第1フェーズ:2020年5月7日から

 店舗入口に設置したディスプレイで店内の混雑状況を表示し、混雑時には入店規制の表示を行う。表示の切り替えは店舗スタッフがボタン操作のみで行う。

 

■ 第2フェーズ:2020年5月14日からを予定

 AIセンシングによって店内の滞留者数を計測し、計測結果に応じて表示の切り替えを自動化し、従業員の作業と精神的負担を軽減する。また同じ情報は来店前にあらかじめWEBサイト(スマートフォンにも対応)で確認することができる。

 

 

 さらに今後、今回のシステムを発展させて、来店者属性と販売データを紐付けた売上向上と、品出しなどの業務の効率化を目指し、利用客の利便性と、従業員の安心安全の向上を目指すという。これらはすべて、関連する法規やガイドライン(※)を厳密に遵守し、プライバシーには十分配慮して行っていく。

 

(米)(一社)デジタルサイネージコンソーシアムが策定した「センシングサイネージガイドライン」およびIoT推進コンソーシアム、総務省、経済産業省による「カメラ画像利活用ガイドブックVer.2.0」に準拠した運用を行う。

 

 

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▲ 設置写真2

 

 

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▲ 設置写真3

 

 

■ 導入店舗

フードランド レオ 誉田店

■ 所在地

千葉県千葉市緑区誉田町2-24-66

■ 営業時間

9時~21時

 
 

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