S&Dセレクション

〈2023.5.10〉第9回 KeePerコーティング ユーザーリポート(ニップ コーポレーション)

『キーパーコーティングは提案しやすく、
お客様にも喜んでもらえる商材です』

壁紙・床材といったインテリア商材や、インクジェットメディアなど看板商材を幅広く取り扱う(株)ニップ コーポレーション。25ヵ所の営業拠点が緊密に情報共有を行い、全国一律のサービスクオリティを実現し、細やかなフォロー体制を築いている。第9回目を数える今回のユーザーリポートでは、同社の中日本営業部 四日市営業所に、販売店としての目線でキーパーコーティングについて語ってもらった。

▲ (株)ニップ コーポレーション 中日本営業部 四日市営業所 リーダーの櫻井聖也氏。

 

 


ラミネートを貼れない
メディアにも有効

 

 『四日市営業所のお客様の多くは、看板屋さんです。マーキングフィルムやインクジェット出力が可能なメディア、LED製品などを各メーカーさんから仕入れて看板屋さんに販売しています。当社では、常に新しい商材を探しており、お客様に飽きられることなく、満足いただけるような製品のご提案に努めています』と語るのは、ニップ コーポレーション四日市営業所のリーダーである櫻井聖也氏。同社がKeePer技研の「キーパーコーティング」を扱い出したのは2年ほど前、コロナ禍でイベントが減り、商材の売上も大きく減少していた時期だ。

 櫻井氏は『当社からKeePer技研さんの事務所にお伺いする機会がありまして、そのときにKeePer技研さんから看板向けの製品を販売するという話を聞きました。KeePer技研さんと言えば、車用のコーティング材が有名でしたので、その看板用があるということで大変興味が湧きました』と当時のことを話してくれた。

 その後、ニップ コーポレーションは、看板用の「キーパーコーティング」を看板屋に提案し、興味を持ってくれた看板屋とともにその効果を試していたという。『当社がキーパーコーティングを扱い始めるときに、KeePer技研さんから施工方法についてのレクチャーを受けていましたので、その内容を看板屋さんに伝えて実践してもらいました。施工は難しくないので、看板屋さんも「これだったらやれそうだね」と。効果がすぐにはわからない商材ではありますが、汚れがつきにくく、汚れても簡単に落ちるという付加価値がありますので、看板屋さんのクライアントにも提案しやすいと思いますし、当社としましても提案しやすく、お客様に喜んでもらえる商材だと思っています』と櫻井氏。

 続けて、『看板屋さんは、新しいものを求められている方が多いです。「キーパーコーティング」は新しい商材ですので、ご提案すると喜んでいただけます。また、これまでは、ターポリンなどラミネートを貼れないメディアを保護したいというお客様がいたときに、ご紹介できる商材がありませんでした。しかし今では「キーパーコーティング」というご提案できる商材が増えましたので、当社の強みになっています。看板屋さんもラミネートが不要で、清掃の回数も減らせますので、SDGsを意識されているようなお客様にもご提案しやすいと思います』と語っている。

 なお、ニップ コーポレーションでは、看板屋への「キーパーコーティング」施工の講習にも力を入れている。『当社でキーパーコーティングを購入いただいたときに、あわせて研修を受けていただいています。研修を実施する人間もいつもお伺いさせていただいている当社の営業マンですので、質問もしやすいと好評です』と話す。

 


▲ 「SIGN EXPO 2022」(2022年6月開催)のニップ コーポレーションのブースでは、「キーパーコーティング」関連の商材も多数紹介した。

 



デジタルサイネージへの
展開も視野に入れる

 

 販売店であるニップコーポレーションは、「キーパーコーティング」の看板業界での認知度をどう感じているのか。櫻井氏に尋ねると『最近では、看板屋さんの方から当社に(キーパーコーティングについて)お問い合わせいただくことも出てきました。看板屋さんが自分たちで情報を仕入れて、興味を持たれたのだと思いますが、徐々に看板業界に広がってきていると感じます。ただ、その先のクライアントさんまで浸透していないので、そこをどうするかが今後の課題です』という回答があった。

 さらに櫻井氏は『最近はデジタルサイネージが増えてきています。サイネージの液晶やLEDの画面などでもキーパーコーティングが効果を発揮するのであれば、可能性が広がると思います。当社はまだ、デジタルサイネージの部門にしっかり参入できていませんが、無視できない業界だと思いますので、KeePer技研さんと連携してサイネージの方にも展開していけたら面白いなと思っています』と語っている。

 現状、「キーパーコーティング」施工が行われている多くは、塔屋サインやパイロンサインなどアナログな看板だ。櫻井氏の言うようにデジタルサイネージにも施工が可能となれば、「キーパーコーティング」の普及は加速するかもしれない。少なくともサイネージの筐体には、問題なく施工が可能だろう。『(看板屋さんの)クライアント様にとっても看板がずっと綺麗に保たれるのは、プラスの要素しかないと思います。また、看板屋さんはキーパーコーティングを施した綺麗な看板をつけることで、別の店舗でも、次回も、というようにお仕事がつながっていくと思います。ラミネートが貼れないものにも塗布できて、UVのシャットアウトもできる商材はなかなかありません。困っている方がいたら、キーパーコーティングをお勧めいただきたいです』と話す櫻井氏の表情は明るかった。


【問い合わせ】
(株)ニップ コーポレーション
中日本営業部 四日市営業所
三重県四日市市赤堀2-5-28
Tel.059-359-6211
https://www.nip-co.co.jp

KeePer技研(株)
愛知県大府市吉川町4-17
Tel.0120-517-158
https://www.keepercoating.jp/corp/

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